26万人が騙された、最新オンライン詐欺の手口とは? ~ マカフィーがFacebookの事例を紹介
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それによると、Facebook内に「Drop The Internet Stacks of Money And Quit Your Job(インターネットに投資して、仕事を辞めよう)」という名前のグループがあり、誰でも簡単に副収入を得られ頑張れば数百万ドルを稼げるというWebサイトにメンバーを誘導するという。
リンクをたどると偽の新聞サイトとなっており、記事形式で金持ちになる「奇跡の方法」が紹介されている。電子たばこ、栄養食品、そして歯を白くするキットを使った商売を勧めるというもので、成功者たちの談話が多数載せられており、たった2.97ドルで、このプログラムに誰でも参加可能となっている。
しかし利用条件を詳細に確認すると、登録者は5日間の試行期間後に93.67ドルを請求され、しかも、その後も毎月同額が請求されるしくみとなっている。キャンセルするには顧客サービス部門に問い合わせる必要があるが、その住所がパナマ共和国にあるため容易ではない。複数の電話番号も掲載されているが繋がることはないという。
非常に単純で、こんなものに騙される人がいるとは信じがたいが、Facebookのグループが作成されてから、約2週間で26万8000人のメンバーが参加していることが判明。犯罪者側が手にした金額は莫大で、被害者でなくても考えるのが恐ろしいと、同レポートでは締めくくっている。
たしかに、「まずは試供品から(手数料実費のみ300円必要)」といった謳い文句を使えば、つい申込をしてしまい、その後の支払まで騙される人が出るかもしれない。これはあくまでFacebookの事例であるが、日本でも同種の詐欺業者は横行している。SNSのコミュに、いきなり書き込まれた旨い商売の話などには、くれぐれも騙されないよう、注意して欲しい。