世界最小となる5mm角の高速・低消費電力光トランシーバを開発 | RBB TODAY

世界最小となる5mm角の高速・低消費電力光トランシーバを開発

エンタープライズ セキュリティ

サイズは従来の1/4以下のサイズ。将来的には更に高集積化を進め、ボード間やチップ間の光配線への適用を目指していく(画像はNEDOのリリースより)。
  • サイズは従来の1/4以下のサイズ。将来的には更に高集積化を進め、ボード間やチップ間の光配線への適用を目指していく(画像はNEDOのリリースより)。
  • 送受信用光I/Oコアの構造図。送信用及び受信用の別があり、光トランシーバとして必要な機能を5mm角の面積で実現した(画像はNEDOのリリースより)。
 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と技術研究組合光電子融合基盤技術研究所(PETRA)は、シリコンフォトニクス技術を用いた、5mm角の小型光トランシーバ(光I/Oコア)を開発したことを23日に発表した。NEDOによると世界最小の大きさ。

 消費電力を抑えながら大容量データの高速な送受が可能となり、サーバなどの情報通信機器の小型、低消費電力、高速化とともにデータセンタの省エネ化が期待されるという。

 光配線は伝送信号の劣化が非常に小さく、消費電力の増加が極めて小さいというメリットがあるが、光配線技術がボード間やチップ間配線へ適用されるには、光トランシーバの大幅な小型化・低コスト化と共に、更なる低消費電力化と電気・光信号の接続部の実装しやすさが求められていた。

 今回開発された光トランシーバは世界最小の5mm角で、1ギガビット毎秒(Gbps)あたり5mWの消費電力、1チャンネルあたり25Gbpsの伝送速度を実現し、マルチモードファイバを用いて伝送距離300mの高速データ伝送を実証した。

 また、従来は1ミクロン以下の高精度な位置合わせが必要だったところを、光の入出力部に光のビームサイズを制御可能な光ピンを用いることで、マルチモードファイバあるいは、樹脂系のマルチモード導波路との接合において、10ミクロン程度の位置合わせ許容度を実現。光の入出力部に接着固定が可能となり、生産性の向上と実装コスト低減に大きく貢献する。2015年末頃にサンプル供給を開始するという。
《防犯システム取材班/宮崎崇》

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