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NEC、クラウド向けアプリケーションを効率的に開発する方式を確立

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
 日本電気(NEC)は6日、クラウド向けアプリケーションにおける要求、設計、実装、運用の情報を一元的に管理することによって、一貫した構築を実現する方式を確立したことを発表した。

 本方式は、クラウド向けアプリケーションを、開発者の環境において要求に応じて構成を設計し、プロトタイプを作成して動作検証し、実際の動作環境で実行するもの。これにより、設計から運用までの一連のライフサイクルで生成された情報を蓄積・活用できるため、クラウドサービスを提供する事業者は、アプリケーション構築を効率化し、その後の改善を簡単にできる見込みだ。

 アプリケーションの開発から実行までの一連のライフサイクルを統合管理し蓄積する方式を開発。これにより、要求~運用の各フェーズの情報を効率的に共有し、アプリケーションの実行段階において、設計・開発段階の情報を可視化し振り返ることが可能となった。また、開発者のローカル環境でアプリケーションの設計・実装・評価・検証を実行することで、開発効率を向上させた。

 なお開発技術の一部には、NEC、首都大学東京、東京大学が進めてきたサービス設計に関する共同研究の成果が含まれているとのこと。NEC、日電卓越軟件科技(北京)有限公司、首都大学東京、東京大学は、今回の成果を、7月5日から10日まで米国フロリダで開催されるクラウドコンピューティングに関する国際会議「IEEE The 3rd International Conference on Cloud Computing」で発表する予定。

《冨岡晶》
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