ケーブルテレビの魅力は地域に密着した取り組みだ。コミチャンなど自主制作のコンテンツや自治体との協力はその一例だが、双方向という利点を生かした地域向けの取り組みがパナソニックがイッツ・コミュニケーションズと実施していた「CATVユニバーサルポータル実証実験(双方向技術を活用した多機能TVポータル技術)」だ。 ケーブルテレビ局向けのSTBでは主要メーカーのひとつであるパナソニックでは、同社のSTBにチラシなど密着のコンテンツを配信する実験を4月から開始した。ケーブル局と地元の商店街などが連携する例として、来場者の注目を集めていた。STBでは個人別マイメニュー設定画面や背景なども好みに設定可能となっている。「データ放送と違い、どのチャンネルを観ていても表示可能なため、できるだけメニューを露出させていたい」と担当者は語っている。