電子商取引、小売業者が1万2832。約8割が売上高3千万円未満規模 ~ 経産省調べ | RBB TODAY
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電子商取引、小売業者が1万2832。約8割が売上高3千万円未満規模 ~ 経産省調べ

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本調査の対象となる取引のイメージ図
  • 本調査の対象となる取引のイメージ図
  • 産業別事業者数の構成比(%)
  • 年間売上高規模別事業者数
  • 販売方法別事業者数の割合
  • 出店店舗形態別事業者数及び年間売上高の構成比
  • 電子商取引への参入時期別年間売上高
 経済産業省(経済産業政策局)は11日、2009年消費者向け電子商取引の実態調査の結果を公表した。電子商取引の実態について売上高(商品別)、販売方法、配送方法、決済手段等をあきらかにすることを目的としたもの。

 対象事業者数5万6199のうち集計に用いた2万7558事業者の調査結果についてとりまとめたもので、売上高、決済方法、受取方法等については、2008年4月1日~2009年3月31日の1年間または調査日にもっとも近い決算日前の1年間によるものとなっている。

 産業別にみると、小売業が1万2832事業者(構成比46.6%)、以下、製造業、卸売業の順で、この上位3産業で8割弱となった。年間売上高規模別にみると、3千万円未満の事業者が全体の約8割を占めているという。事業者全体の従事者数は、8万4361人で、1事業者あたりの従事者数は約3人。産業別にみると、小売業が3万7610人(構成比44.6%)、以下、製造業、情報通信業の順となった。

 全体での年間売上高は、3兆1487億円で、産業別にみると、小売業が1兆2474億円(構成比39.6%)、以下、運輸業・郵便業、情報通信業で、この上位3産業で7割強を占める。年間売上高規模別にみると、10億円以上が2兆3482億円で8割弱を占めている。

 取扱品目をカテゴリ別にみると、物品が1兆5139億円(構成比48.1%)、以下、サービスが1兆4341億円(同45.5%)、デジタルコンテンツが2008億円(同6.4%)。取扱品目別(22品目)にみると、旅行が8945億円(構成比28.4%)でもっとも多く、以下、衣料品・アクセサリー、家電品・PCおよびPC関連製品の順となった。

 消費者向け電子商取引を行っている2万7558事業者のうち、消費者への販売方法が店頭販売やカタログ販売は行わず、インターネット販売のみ事業者数は6540。電子モールに出店して販売のみ行っている事業者は4割、自社ホームページのみによる販売を行っている事業者が3割強だった。

 電子商取引への参入時期をみると、2006年~2007年が全体の25.3%と全体の3割弱を占め、以下、2004年~2005年が22.7%となっており、2004年以降電子商取引への参入が急激に増加。一方、参入時期別に年間売上高をみると、1999年以前に参入した事業者が全体の45.6%となったとのこと。

※[お詫びと訂正]初出時の記述において一部誤りがございました。ここに訂正するとともに、お詫び申し上げます。

《冨岡晶》
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