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文房具市場、ボールペンが停滞しシャープペンシルが拡大

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文具・事務用品分野別市場規模推移
  • 文具・事務用品分野別市場規模推移
  • ボールペン市場規模推移
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 矢野経済研究所は5日、国内の文具・事務用品市場の調査結果を発表した。調査期間は2015年10月~12月で、文具・事務用品関連事業者等にヒアリングを実施するとともに、文献調査などを行った。

 それによると、2014年度の国内文具・事務用品市場の規模は、前年度から0.6%減の4,662億円(メーカー出荷金額ベース)。なかでも筆記具が、2012年度以降、3期連続のプラス成長。水性ボールペンのヒット商品が市場拡大を牽引し、市場規模全体を押し上げているという。一方で紙製品・事務用品は落ち込みが目立ち、市場全体は微減傾向とのこと。

 2014年度の国内ボールペン(水性ボールペン+油性ボールペン)市場規模は、前年度比5.8%増の439億円とプラス成長。ただし、今後の成長率は鈍化する見込みだ。シャープペンシル市場も、ほぼ同じく、前年度比5.1%増の145億円。中高生の減少など少子化による構造的なマイナス要因がある一方で、2014年度は「芯が折れない」といった高機能・高付加価値を訴求した新商品が投入され、需要が活発化したとみられる。2015年度は主要各社が投入した新商品の展開、商品バリエーションの強化などで、前年度比6.9%増の155億円となる見込み。
《冨岡晶》
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