富士通、アマダの「ITサービスカー」をモバイルオフィス化 ~ クラウドサービス活用の効果測定を開始 | RBB TODAY

富士通、アマダの「ITサービスカー」をモバイルオフィス化 ~ クラウドサービス活用の効果測定を開始

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「サービス・エンジニアのモバイル環境の整備」「金属加工機械の遠隔監視」が柱
  • 「サービス・エンジニアのモバイル環境の整備」「金属加工機械の遠隔監視」が柱
  • 共同実験のイメージ図
 富士通は21日、 金属加工機械の総合メーカー・アマダのサービス・エンジニアが使用する「ITサービスカー」をモバイルオフィス化するネットワーク環境を整備し、修理に必要となるマニュアルなどの情報を社外から確認可能にしたことを発表した。

 アマダでは、顧客の稼働損失を最小化するため、2008年から「トータル稼働支援システム」を構築、IT機器やアマダ専用のパッケージ工具を搭載した「ITサービスカー」、顧客の保守サービス情報、パーツセンターの整備を行っていた。あわせて両社は共同で、金属加工機械の保守サービス革新を目的としたクラウドサービスの適用について検討を進めていた。

 具体的には「サービス・エンジニアのモバイル環境の整備」「顧客先に設置した金属加工機械の遠隔監視」を拡充するものとのこと。アマダは、2009年11月に富士通のネットワークサービスを導入していたが、アマダの国内約300人のサービス・エンジニアが、修理に必要となるマニュアルなどの情報を社外から確認できるものとなっている。また2009年7月から、富士通の「FENICSIIネットワークサービス」や、携帯電話、無線などのモバイル技術を基に、金属加工機械に併設するアマダの制御コンピュータに通信モジュールを搭載し、機械の位置情報や稼働状況を、モバイル・ネットワークを介して遠隔収集する仕組みを検討。今回、実現の可能性に目処をたてることができたという。今後両社は、顧客先に設置した金属加工機械の遠隔監視の実現に向けて、2010年4月より、収集した稼働情報のデータベースや遠隔からの機械制御の環境をアマダ社内に常設し、効果測定を開始する。

 なお「FENICSIIネットワークサービス」や今回の機械の遠隔監視の共同検討で得られた成果の一部は、5月13日~14日に東京国際フォーラム(有楽町)で開催される「富士通フォーラム2010東京」に出展される。なお、今回の共同実験で得られた、モノとモノをつなぐ「M2M通信」のノウハウは、「FENICSIIネットワークサービス」やクラウドサービスに取り入れられ、2010年度下期より新たなサービスとして提供される予定。
《冨岡晶》

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