日本HP、省スペース型ワークステーション「HP Z200 SFF Workstation」を発表 | RBB TODAY
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日本HP、省スペース型ワークステーション「HP Z200 SFF Workstation」を発表

エンタープライズ ハードウェア
HP Z200 SFF/CT Workstation
  • HP Z200 SFF/CT Workstation
  • HP ZR22w プロフェッショナル液晶モニタ
  • HP ZR24w プロフェッショナル液晶モニタ
 日本ヒューレット・パッカードは7日、従来モデルと比較して約3分の1の容積を実現した、省スペース型ワークステーション「HP Z200 SFF Workstation(Z200 SFF)」を発表した。

 「Z200 SFF」は、高さ338mm×幅100mm×奥行き381mmのコンパクトな筐体が特長のエントリーモデル。ミニタワー型ワークステーション「Z200」と同様のインテル最新アーキテクチャーを採用しており、「Z200 SFF」ではNVIDIA Quadro FX380LPやATI Fire Proといった、プロフェッショナル用途のグラフィックスカードを選択できる。医療機関、教育機関、小規模オフィスなど、設置スペースが限定された環境や信頼性や処理速度を重視するような一般ビジネス用途にも幅広く対応する。

 搭載プロセッサーは、クアッドコアプロセッサーのXeon 3400シリーズ、デュアルコアプロセッサーのCore i5、Core i3シリーズから、目的や予算に応じて選択できる。また、対応メモリはDDR3 ECCメモリで、最大16GBが搭載可能。また、低コストでビデオ会議が行える「HP SkyRoom」などのソフトウェアを多数搭載している。これらの基本構成はミニタワー型の「Z200」とほぼ同等。ミッドレンジグラフィックスの性能やPCI対応カードなどの拡張性を重視する用途には「Z200」、拡張性より省スペース性を重視する用途には「Z200 SFF」と、用途に応じて選択できる。

 「Z200 SFF」は、ワークステーション開発チームによる専用設計で、MCAD/CAE(設計図)、GIS(地理情報システム)、DCC(デジタルコンテンツ編集)などの主要ISV(独立系ソフトウェアベンダー)から動作確認検証を受けている。また、3年間の長期保証により、日本国内のワークステーション専門サポートセンターによる電話受付と、翌日オンサイト(出張)修理が提供される。さらに、医療系や流通サービスなど、休日も稼働している環境でも導入できるよう「Z200 SFF」「Z200」「Z400」「Z600」「Z800」のZシリーズのワークステーション製品は従来対象外であった土・日・祝日における修理対応を、4月下旬から標準保証内で提供開始される。この休日修理の標準保証化にともない、修理の電話受付時間は、24時間から8時~21時に変更となる。

 またあわせて、ワークステーション向けの21.5インチサイズの「HP ZR22wプロフェッショナル液晶モニタ(ZR22w)」と、24インチサイズの「HP ZR24wプロフェッショナル液晶モニタ(ZR24w)」が発表された。「ZR22w」と「ZR24w」は、視野角が広く、高画質な省電力型S-IPSパネルを搭載しながら、低価格を実現したワークステーション向け液晶モニターのエントリーモデル。アルミニウムをあしらった「HP Z Workstationシリーズ」と調和するデザインを採用し、PCケーブル類をまとめてディスプレイの裏側に通すことができる独自のケーブルマネジメント機能を搭載している。また、電源変換効率85%の電源アダプターを採用し、全パーツの25%にリサイクル可能な合成樹脂を使用するなどの環境性能を備えている。

 「ZR22w」は、最大解像度1920×1080、アスペクト比16:9の21.5インチワイド液晶モニター。sRGB比101%(カバー率96%)の広色域、コントラスト比3000:1(ダイレクトコネクトレート)のスペックを備えた高品質S-IPSパネルを搭載している。また、IPSパネル搭載製品としては数少ない、国際標準規格「Energy Star 5.0」に準拠した低消費電力モデルとなっている。「ZR24w」は、最大解像度1920×1200、アスペクト比16:10の24インチワイド液晶モニター。sRGB比102%(カバー率97%)の広色域、コントラスト比3000:1(ダイレクトコネクトレート)のスペックを備えた高品質S-IPSパネルを搭載している。HPワークステーションとの動作検証済みの高い信頼性を備えながら、低価格を実現した。

 また、ワークステーションの上位モデル「HP Z800 Workstation(Z800)」「HP Z600 Workstation(Z600)」「HP Z400 Workstation(Z400)」 は、インテルXeonプロセッサー5600番台を採用するなどスペックが一新される。また「Z600」と「Z400」はフロントパネルにIEEE1394ポートを追加し、対応メモリの仕様が変更となる。さらに「Z600」は従来のUnbufferedメモリに加えてRegisteredメモリに対応し、最大搭載容量が24GBから48GBに、「Z400」はメモリスロット数を4本から6本に拡張し、最大搭載容量が16GBから24GBに変更となる。新プロセッサー搭載製品は15日以降、順次販売される。

 「HP Z200 SFF/CT Workstation」の価格は120,225円(税込)から、発売開始は15日。「HP ZR22wプロフェッショナル液晶モニタ」の価格は36,750円(税込)から、「HP ZR24wプロフェッショナル液晶モニタ」の価格は57,750円(税込から)、販売開始日は8日。「HP Z800 Workstation」の価格は210,000円(税込)から、発売開始日は15日。「HP Z600 Workstation」の価格は176,400円(税込)から、発売開始日は22日。「HP Z400 Workstation」の価格は167,475円(税込)から、発売開始日は15日。
《池本淳》
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