ソフトバンクテレコムは26日、全国銀行協会が設立する電子債権記録機関「でんさいネット」の専用情報サイトが、ソフトバンクテレコムの「ホワイトクラウド」を採用したことを発表した。サイトは同日に公開されている。 電子債権は、中小企業を含む事業者の資金調達の円滑化を主目的として、手形や指名債権(売掛債権等)とは異なるあらたな金銭債権として創設された。でんさいネットでは、新制度である電子債権についてわかりやすく説明するための専用サイトを立ち上げ、中小企業をはじめとする多くの利用者に向けて定期的に情報を発信する他、金融機関向けの専用ページも設置する予定となっている。 今回の専用情報サイトの立ち上げにあたっては、今後予想されるコンテンツの拡充に備え、柔軟に対応できるシステム環境の構築と運用が必要となることから、システムの柔軟性に優れたクラウドコンピューティングサービスである、ソフトバンクテレコムの「ホワイトクラウド」が採用されたとのこと。 全国銀行協会電子債権記録機関設立準備室長の松本 康幸氏は、今回の「ホワイトクラウド」の採用について「でんさいネットには、当協会正会員銀行の他信用金庫や信用組合等も参加する予定であり、事業性資金を取り扱う国内のほぼすべての金融機関をカバーする一大ネットワークが整います。専用サイトをフル活用して、中小企業をはじめとする利用者や金融機関に向けて充実した情報をタイムリーに発信していきたいと考えています。今回のホワイトクラウドの利用については、運用コストの低減、コンテンツの拡充に合わせてリソースが変更できる柔軟性や、短納期でシステムが利用できるところが大きな利点だと考えています」とのコメントを寄せている。 なお「でんさいネット」は、そのための新会社「全銀電子債権ネットワーク」の通称ともなっており、2010年度中に準備会社として設立、2012年5月に業務開始が予定されている。
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