SBテレコム、福岡Yahoo!JAPANドームでエリア・ワンセグ実験試験局免許を取得 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

SBテレコム、福岡Yahoo!JAPANドームでエリア・ワンセグ実験試験局免許を取得

エンタープライズ モバイルBIZ
エリア・ワンセグ実験ネットワークイメージ図
  • エリア・ワンセグ実験ネットワークイメージ図
 ソフトバンクテレコムは5日、エリア限定ワンセグ配信サービスの実証実験を行うため、福岡ソフトバンクホークスの本拠地である福岡Yahoo!JAPANドームと、東京汐留のソフトバンク本社の、2か所での実験試験局免許を取得したことを発表した。

 蓄積型コンテンツ配信サービスとライブ伝送型コンテンツ配信サービスの実現にむけ、電波伝搬検証試験、コンテンツ配信サービス実験などを行う。実験期間は2009年7月24日(実験電波発信開始)〜2010年5月末日(予定)。今後、ヤフードームとソフトバンク本社25階エリアをさまざまな実証実験を行う配信エリアとして使用し、電波伝搬特性の検証と実験を通してソフトバンクグループ各社が連携協力し、サービス開発を進めていく。当初は、電波伝搬特性の検証とネットワーク技術検証を中心に実施し、その後ソフトバンクモバイルのワンセグ携帯を始めとする各種ワンセグ端末を用いた公開実験を実施していくという。

 今回のヤフードームのように、開閉式屋根がついた閉鎖空間で実験試験局免許を取得し、大規模なイベント施設でのエリア・ワンセグ実験や、インターネットを使って複数のエリアでワンセグ携帯の通信機能と連携した実験を行うことは、日本で初めての試みとのこと。計画では、ヤフードーム内で電波伝搬特性の検証を行った後、福岡ソフトバンクホークスマーケティングと協力し、ホークスの試合映像やドーム内でのイベント、チケット、グッズ情報などをテキストまたは映像で配信し、ソフトバンク本社など複数のエリアをインターネットで接続したエリア・ワンセグの実証実験を行う。なお、本実験では、コンテンツオーナー、コンテンツプロバイダ各社、ワンセグ関連機器メーカー各社などの幅広い参加を募って進めていく予定とのこと。

 また、今回の実験ではエリア・ワンセグのコンテンツ配信用に開発中の「共通配信プラットフォーム」を導入する。この配信プラットフォームは、実験試験局免許対応のワンセグ送信機から免許不要の微弱電波対応の小型スポット型ワンセグ送信機まで、大小さまざまなワンセグ送信機や複数のサービスエリアに対応し、これによりインターネットを使ってコンテンツ配信を効率的かつ経済的に実現することが可能となるという。さらに、エリアオーナー(オペレーター)は、コンテンツ制作に関するノウハウを持たなくても、パソコンでホームページを作成・更新する感覚で独自コンテンツを制作し編集できる。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top