ノベル、ディザスタリカバリ/バックアップ向けアプライアンスPlateSpin Forge」を発表 | RBB TODAY
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ノベル、ディザスタリカバリ/バックアップ向けアプライアンスPlateSpin Forge」を発表

エンタープライズ ハードウェア
 ノベルは26日、ディザスタリカバリ/バックアップに向けたハードウェアアプライアンス製品「PlateSpin Forge」(プレートスピン・フォージ)を発表、同日より出荷を開始した。

 「PlateSpin Forge」は、ノベルの仮想化ソリューション「PlateSpin Workload Management」製品群の一製品となる。統合復旧ソフトウェア、専用ストレージ、ハイパーバイザ、Webベースのインタフェースを、1つのハードウェアアプライアンスに統合した。独自の仮想化技術を使って、データセンターにおける複数の物理/仮想サーバ・ワークロードをバックアップし、そのレプリカをハイパーバイザに保持して同期をとることで、ディザスタリカバリならびにバックアップ統合を簡単、迅速に、かつ低コストで実現できる。障害発生時には、レプリカを直ちに起動して通常通り運用を継続する。そのレプリカはイメージバックアップであるため、簡単に復旧後のサーバ、あるいは代替サーバへのリストアが可能だという。PlateSpin Forgeは、箱から取り出しネットワークに接続するだけですぐに使用可能。

 「PlateSpin Forge」は最大25台までのサーバのバックアップを行い、複数の物理/仮想ワークロードを一元管理できる。保護するワークロードはあくまでもイメージのため、既存のディザスタリカバリ・ソリューションに必要とされる、待機OSやアプリケーションのライセンス費用も不要。また、同期スケジュールを分/時間単位で自在に設定できる機能により、サーバの優先順位に基づいて、個別に同期時間を設定することが可能。さらに、ダッシュボード表示を備えたWebベースのインタフェースがあり、バックアップ計画のステータスやバックアップリソースの使用状況などを簡単に確認することができる。ワンクリックでバックアップイメージを内部ネットワーク内で起動し、RTO(目的復旧時間)やRPO(目的復旧時点)などの目標値を満たしているかどうかを確認し、ディザスタリカバリ計画を検証することもできる。

 障害発生時には、PlateSpin Forgeの仮想スタンバイ・ワークロード(レプリカ)をワンクリックで起動するだけで、ディザスタリカバリができる。プロダクションサーバのダウン中は、仮想スタンバイ・ワークロードが通常通り運用し続け、サーバが修正または置換されるとワークロードが元に戻される。さらに、復旧されたワークロードは、元のプロダクションサーバだけでなく、メーカー、ブランド、モデルを問わずあらゆる物理/仮想ホストに復元することができる。PlateSpin Forgeでは複数の復旧ポイントをサポートしているため、バックアップしたワークロードが良好な状態であることがわかっている最新のポイントまでロールバック可能。

 マルチプラットフォーム対応で、主要ハイパーバイザであるVMware ESXおよびESXi、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServer、Virtual Iron、Xenを統合したSUSE Linux Enterprise Server、さらにSolaris OS、32ビットおよび64ビットのWindows、Linuxサーバをサポート。PlateSpin Workload Management製品群には、PlateSpin Recon、PlateSpin Migrate、PlateSpin Protect、PlateSpin Orchestrate、PlateSpin Forgeがある。「PlateSpin Forge」の価格は10ワークロード対応が5,429,400円(税別)から、25ワークロード対応が8,525,400円(税別)から。
《池本淳》
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