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3PAR、プロビジョニング処理の自動化ソフトウェアを発表

エンタープライズ モバイルBIZ
 3PAR(スリーパー)は23日、ストレージ・サーバのプロビジョニング(リソース割り当て作業)を自動化し効率化するソフトウェア「3PAR Autonomic Groups」「3PAR Scheduler」「3PAR Host Explorer」の日本国内での提供を開始した。

 「3PAR Autonomic Groups」は、データセンターの機動力と効率性をさらに高めるユーティリティ・ストレージ・ソフトウェアの最新版。3PAR InServストレージ・サーバ上にボリュームグループを作成し、クラスタ化された仮想サーバ環境下におけるストレージ・プロビジョニング、モニタリング、データ保護業務を簡素化かつ自動化できる。従来なら数日を要したプロビジョニングをわずか数分間でスムーズに処理でき、各種変更はサブシステム・レベルで自律的に処理され、管理者が介在する必要はないという。3PAR Autonomic Groupsでは、初期設定時のプロビジョニングも運用中のプロビジョニング並みにシンプルなものとなり、InServによってインテリジェントかつ自律的に処理される。さらに3PAR Virtual Domainsと組み合わせることで、複数の独立した仮想ドメイン(仮想プライベート・アレイ)を単一の論理集合としてグループ化できるため、ストレージ管理を簡素化させつつ、個々の仮想ドメインの整合性も保持できる。

 「3PAR Scheduler」は、InServのスケジュール機能を自動化し、プロビジョニング・コマンドをルーティン実行するソフト。3PARユーティリティ・ストレージで完全に自動化されている諸機能(バーチャル・コピー・スナップショットの作成や削除)に関するフルコントロール権限をユーザーに与え、自動化を実現した。

 「3PAR Host Explorer」は、ホストディスカバリや、InServのホスト・コンフィギュレーション情報を詳細にわたって自動的に収集する機能を備えたソフトとなる。このソフトウェアをサーバ上にエージェントとして走らせることで、InServ上のファイバ・チャンネルのWWN(ワールドワイドネーム)やホスト・マルチパス・データといったホスト情報を自動的にかつ安全にやりとりしマニュアルでの作業を省くことができる。

 これら3つのソフトウェアを組み合わせることで、ストレージ・プロビジョニングやホストディスカバリを自動化し、管理者の繰り返し作業を最小限に留め、クラウド向けデータセンターのストレージ・サーバ管理業務が大きく軽減できるという。3PAR Autonomic Groupsと3PAR Schedulerは、「Inform Operating System」の最新版に無償でバンドルされる。3PAR Host Explorerは、Windows、LinuxおよびSolaris 10のホスト上で走るホスト・ベースのソフトウェアで、同じく無償バンドルとなる。
《冨岡晶》
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