三菱総研ら、クラウド分野セキュリティの実証実験を開始 〜 Amazon EC2などパブリッククラウドも視野に | RBB TODAY

三菱総研ら、クラウド分野セキュリティの実証実験を開始 〜 Amazon EC2などパブリッククラウドも視野に

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実験のモデル構成
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 三菱総合研究所と三菱電機は12日、企業がクラウドコンピューティング環境を利用する際のセキュリティーを中心とする課題について検証する実証実験を開始した。

 両社は共同で、経済産業省より受託の「クラウド環境活用に向けた企業内既存システムとの連携実証実験」に取り組んでいるが、このプロジェクトでは、実用的な形態を意識し、企業システム環境、プライベートクラウド環境、パブリッククラウド環境、リモートアクセス環境からなる連携システムを想定している。こういった混在環境でも、一度の認証で各システムを安全に連携利用できる認証連携の仕組みや、クラウドに散在するデータへの適切なアクセス認可管理の仕組み、IPv6によるネットワークの仮想化技術を応用し、許可された人が必要なクラウドのみにアクセス可能となるセキュアなクラウド環境の実現を目指しており、その検証のための実証実験環境の構築・調整が完了したとのことで、今週より実証実験を開始したという。

 実証実験の期間は、2月8日〜2月26日。三菱総研本社内、三菱電機情報総研内、三菱電機情報ネットワーク データセンター(iDC)内、Amazon EC2( パブリッククラウド環境として利用)に分散したコンピュータを接続して利用。企業が業務においてクラウド環境を利用する各種場面を想定したシナリオに基づく検証を行う。またその結果を主に企業がクラウドコンピューティングを利用する際のセキュリティー上の課題解決という観点から技術面、業務面での評価を行い、企業のクラウド環境への移行をより安全に進めるための知見としてまとめ、これを広く提供する。

 検証内容は、認証連携機能評価(企業システムとクラウド環境の共存利用状況において、主にSAMLを活用して、認証および認可が適切に連携できることを検証)、データ保護機能評価(クラウド環境において、データが適切に保護されることを検証)、ネットワーク仮想化機能評価(IPv6を活用した仮想ネットワークにより、クラウド環境に配置される各サーバーへのアクセスが適切に制御されることを検証)、スケーラビリティー評価(大規模ユーザー環境でのアプリケーション稼働を評価)、セキュリティー評価(企業システムのクラウド環境移行時に想定されるセキュリティー脅威への対策を評価)など。
《冨岡晶》

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