“結局、不審メールってどうすればいいの?” 〜 IPAの相談窓口「不審メール110番」 | RBB TODAY
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“結局、不審メールってどうすればいいの?” 〜 IPAの相談窓口「不審メール110番」

エンタープライズ その他
不審メール110番
  • 不審メール110番
  • 情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメールの取扱いイメージ
  • 2008年4月16日に、IPAをかたって政府関係組織に送られたメール例
  • メール本文の中で、ウイルスに感染する仕掛けをしたウェブサイトに誘導する例
 情報処理推進機構(IPA)は18日、情報詐取を目的として特定の組織に送られる“不審メール”の相談窓口である「不審メール110番」について、最新情報を追加し、あらためて紹介する文章を公開した。

 「不審なメール」とは、「実在の企業名や官公庁名をかたって特定の組織や人に送られるメール」で、添付ファイルを開いたり本文中のURLをクリックするとその組織の情報を盗むウイルスに感染する仕掛けをほどこされたメールとなっている。不特定多数に送られるウイルスメール、広告メール、フィッシングメールなども多いが、企業を騙っている分、より被害は深刻なものとなりがちだ。

 とくに最近の事例では、メールに添付ファイルを付けずに、本文の中で、「詳細につきましては、こちらをご覧ください」のように記載して、ウイルスに感染する仕掛けをしたウェブサイトに誘導することで、ウイルスに感染させる例も確認されているという。

 IPAでは、最近増加していると言われている「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関して積極的に情報を収集し、予防・対処方法などの情報を提供することで、実被害が少なくなるよう活動している。「不審メール110番」はその相談窓口となる。相談窓口は電話、電子メール、FAXなど複数が用意されているので、ぜひ活用してほしい。なおその際に、(1) いつ届いたメールか、(2) 送信者の組織名やメールアドレスと送信者への確認の結果、(3) 使用しているウイルス対策ソフトと検知状況、ウイルス名、(4) メールの件名、添付ファイル名、本文、(5) 同じメールが何人に届き、何人が添付ファイルを開いたか、(6) 添付ファイルを開いた場合、どのような状態になったか、(7) 実際にどのような被害が生じたか、(8) 感染したパソコンのオペレーティングシステムとアプリケーションのバージョン、(9)当該メールのセキュリティ対策ソフトベンダ等への提供の可否について、などの情報を事前に整理しておくと、対処がスムーズになるとのこと。
《冨岡晶》
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