ワンクリック不正請求の相談が増加中——IPAが注意喚起 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ワンクリック不正請求の相談が増加中——IPAが注意喚起

ブロードバンド その他
「ワンクリック不正請求」の相談件数の推移
  • 「ワンクリック不正請求」の相談件数の推移
  • 誘導先の画面例
  • ウイルス感染後の画面
  • 動画投稿サイトでの例
 情報処理推進機構(IPA)は3日、ワンクリック不正請求に関する相談が増えていることから注意喚起を呼びかけた。

 「ワンクリック不正請求」に関する相談件数は、2009年に入り7ヵ月連続で600件を超え、11月には903件に。「ワンクリック不正請求」を行う新規のサイトが増え、利用者を誘導する手口も巧妙になっているとしている。

 アダルトサイトで無料の動画を見ようと画像をクリックして次へ次へと進んでいくと、意思に反して会員登録を行ってしまい料金を請求させる手口が多いが、アダルトだけでなくゲームやアニメといったアダルト以外のコンテンツを扱うサイトでも確認されている。IPAでは11月、競馬予想情報を提供するとうたった新手のウェブサイトを確認しているという。さらに、サイトの訪問者のパソコンをウィルス感染させ、数分おきに請求画面を表示させることで心理的に追い込むケースもある。そこには、登録が完了して料金が発生しており期間内での入金を促す文字などが書かれている。

 IPAのサイトではワンクリック不正請求に至るパターンがいくつか細かく紹介されている。たとえば、「アダルト」や「無料動画」などのキーワードで検索を行い、上位に現れたウェブサイトのリンクをクリックするケース。利用者は検索サイトで上位に現れたというだけで信用する場合もあるようだが、IPAでは「そこから先が安全なウェブサイトであるとは限りません」と注意。また、YouTubeなどの動画サイトを閲覧中、「この動画投稿サイトではアダルト動画は見ることができないので、見方を紹介します」として外部サイトへ誘導するものもある。

 IPAでは、意思確認画面で安易に「はい」ボタンをクリックしない、有害サイトブロックソフト/サービスを利用するなどを挙げている。また、ウイルスに感染してしまい請求画面が勝手に表示される場合のシステム復旧方法も説明されている。
《RBB TODAY》
【注目の記事】[PR]

特集

page top