「著作権法改正」でもWinnyは相変わらず、逮捕続きのShareは減少 〜 ネットエージェント調べ
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2010年1月1日から「ダウンロード違法化」を含む改正著作権法(成立2009年6月12日)が施行されたことにより、ネット上に権利者に無断で配信されている「音楽・映像などの著作物」を「違法と知りながら」ダウンロードする行為は違法となった。この抑止効果により、大きな変動が見られるかと思われたが、現状では、まだ明確な影響は見られていないとのこと。
今回の調査によると、前月(2009年12月)の平均ノード数と比べるとやや増加傾向が見られたという。また年末年始に利用が落ち込んだが、この割合も例年並みで、改正著作権法の施行に影響された様子は、数値上はほとんど見られなかったとのこと。なお2009年10月まで、Winnyネットワークに対しランダムなIPアドレス、ポート番号によるキー情報の大規模な拡散行為が行われており、その結果Winnyネットワーク上に実際には存在しないノードの情報が数多く検知されたという。2009年11月以降、そのランダムなIPアドレス、ポート番号によるキー情報の大規模な拡散行為は停止しており、検知されたノードの数は減少しているが、このようにノード情報を意図的に拡散する行為が確認されており、実際より多くのノード数が集計される場合があるとのこと。
Shareについては、前月(2009年12月)の平均ノード数と比べると約4万ノード(約3割)程度減少し、数値上は改正著作権法の施行が少なからず影響しているように見えたが、昨年複数回のShare利用者が逮捕されており、11月30日に著作権法(公衆送信権侵害)違反容疑で11名が逮捕されたことなどもがより大きく影響した可能性が高い。Perfect Darkについては、前月(2009年12月)の平均ノード数と比べるとおよそ1.3万ノード(約2割)ほど減少したが、その後やや増加傾向で推移し、数字を戻しつつある。
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