NEC、クラウド指向データセンター向けに「WebSAM Ver.8」を強化・拡充 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

NEC、クラウド指向データセンター向けに「WebSAM Ver.8」を強化・拡充

エンタープライズ その他
製品の希望小売価格および出荷時期
  • 製品の希望小売価格および出荷時期
  • 「WebSAM Ver.8」の製品ラインアップ拡充イメージ
 NECは16日、統合運用管理ソフトウェア「WebSAM Ver.8」の製品ラインアップを拡充した。クラウド・コンピューティングを指向するデータセンター向けに、監視機能の強化や管理対象の拡大を行い販売を開始する。

 今回の製品ラインナップ拡充は、クラウド指向データセンターの運用管理に求められる「運用コストの最適化」「ITリソースの最適化」、および「エネルギーコストの最適化」の3点を軸にしたものとなっている。中堅規模から超大規模ミッションクリティカルシステムまでを統合管理するソフトウェア「WebSAM MCOperations」に本年10月に発表したシステム性能分析ソフトウェア「WebSAM Invariant Analyzer」を組み込むオプション製品を提供する。「WebSAM MCOperations」で収集した性能情報を自動的に分析し、リアルタイムでサイレント障害(エラーメッセージとして現れない性能劣化)の早期検知および障害個所の特定が可能となる。この製品の導入により、ITシステムの大規模・複雑化によって増加すると見込まれるサイレント障害による業務への影響を最小化できる見込みだ。

 また、クラウド・サービスの基盤となるデータベースやアプリケーションサーバなどの実行状況を一元監視する「WebSAM Application Navigator」を強化/拡充する。レスポンス監視の対応プロトコルを従来のHTTPだけでなく、DNSサーバやメールサーバなどにも拡充しあらたに製品化する。さらにSAP社のERPシステムの統合プラットフォームである「SAP NetWeaver」の基盤部分の性能監視を強化し、ウイングアーク テクノロジーズ社の「Super Visual Formade」の監視と合わせて、帳票出力まで含めたSAP ERPシステム全体の統合管理を実現する。

 さらにデータセンターにおけるITインフラの運用効率化に向けて、資産管理ソフトウェア「WebSAM AssetSuite」の管理対象を拡大する。エージェントレス(管理ソフトウェアのインストールが不要)でサーバの構成情報を自動収集する機能やソフトウェアの配布/パッチ適用等の対象機器を従来のWindowsマシンに加えて、UNIX/Linuxマシンにも拡充。これにより、プラットフォームを意識せずに、データセンター内のサーバの構成管理とパッチ管理を一元化可能とした。

 価格はWebSAM MCOperations Ver3.5 Invariant Analyzer Option for Windowsが1,725,600円(税別、保守費込み)、WebSAM Application Navigator Ver3.1 - Probe for Mail 1Target使用権が115,000円、WebSAM Application Navigator Ver3.1 - Agent for SAP ERP(Windows)が529,600円、WebSAM AssetSuite Ver3.1が189,200円〜。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top