「1年生から」がほぼ半数 〜 携帯電話、所有の低年齢化が進む? | RBB TODAY
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「1年生から」がほぼ半数 〜 携帯電話、所有の低年齢化が進む?

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携帯電話の所有率(全国と調査地域の比較)
  • 携帯電話の所有率(全国と調査地域の比較)
  • 携帯電話の所有時期
  • 保護者とのルールの一例
 ピットクルーは2日、小学生の携帯電話利用に関するアンケート調査の結果を公表した。

 都心部における小学生の携帯電話利用実態および携帯電話からのネット利用実態調査を目的とするもので、東京都中央区立小学校6校と共同で、アンケート調査を行った。有効回答者数は1145名(男子618名、女子527名)で、調査期間は9月1日〜10月20日。

 この調査によると、中央区立小学校6校児童の携帯電話所有率は54.3%で、6年生では69%となった。この数値は文部科学省が公表した全国平均(男子18.9%、女子30.5%)を大きく上回った。ただしこの高所有率の背景として、調査対象校に学校選択制度対象校が含まれており、長距離通学をしている生徒が比較的多いこと、受験志向が強く塾通いをする生徒が多いこと、都心部の繁華街が近いため保護者の防犯意識が高いことなど、複合的な要因が推測されている。男子と女子では女子の所有率が高い傾向にあった。

 所有した時期については、「小学1年生」という回答が48.2%と最も多く、ついで「小学2年生」(14.6%)、「小学3年生」(14.1%)となり、小学校低学年で8割を超えた。就学前から所有しているという回答もあり、携帯電話の所有時期について、早期化していることが明らかとなった。また非所有者に「携帯電話所有を希望するか」と質問したところ、55.4%が希望していると回答。また33.3%が保護者と所有について話し合った経験があるとしている。

 利用目的については「メール利用」が75.1%、「サイト閲覧」が21.7%とやや差が出た。使用に際し“怖い経験があるか”という質問には17.1%が「ある」と回答。6年生女子では32.2%にのぼった。内容は「変なメール」が63.3%だが、「お金の請求」も14.3%となった。注目すべき点では、怖い経験について、男子は「相談しない」という回答が29%あり、女子の2.2%と大きく差が付いた。
《冨岡晶》
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