NEC、SD映像をフルHDに変換する超解像トランスコーダ「SRVC-1000」発売 | RBB TODAY
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NEC、SD映像をフルHDに変換する超解像トランスコーダ「SRVC-1000」発売

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超解像トランスコーダ「SRVC-1000」
  • 超解像トランスコーダ「SRVC-1000」
  • 超解像トランスコーダ「SRVC-1000」の仕様
 NECは、標準映像(SD)をフルハイビジョン(HD)映像に変換する超解像トランスコーダ「SRVC(エスアールブイシー)-1000」を製品化し、30日より放送事業者向けなどに販売を開始した。

 「SRVC-1000」は、1枚の画像データを解析/処理するNEC独自の「1枚超解像技術」により、画像拡大時のぼやけやエッジの粗さを改善し、鮮明で自然な映像をフルハイビジョンで綺麗に表示するもの。1枚超解像技術は、画像拡大処理などを行った場合に生じる画像のぼやけやエッジの粗さを、1枚の画像データ解析・混色分離やエッジ先鋭化処理による改善により、画像拡大処理を行っても鮮明で綺麗な映像を実現する技術で、NEC中央研究所が開発し、NECエレクトロニクスがLSI化した。

 SD映像(約30万画素=640×480ドット)をHD(約200万画素=1,920×1,080ドット)映像に拡大する際に生じるぼやけやエッジの粗さを改善し、鮮明で自然な映像を実現したとのこと。1枚のフレーム画像からリアルタイムで超解像処理が可能なため、放送事業者は、SDカメラで撮影した映像を編集後、当製品でHD映像に変換/出力することにより、初期投資を抑えてHD放送を開始することが可能となっている。

 価格は、298万円(税別)から。12月24日から出荷開始を予定しており、今後3年間で3000台の販売を見込んでいる。なお、新製品は12月2日正午からNEC本社ビルにて開催される「NECケーブルネット・フォーラム」でデモ展示される予定。
《冨岡晶》
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