【iEXPO2009 Vol.1】PUE=1.4台——グリーンクラウドプラットフォームを支える3つの柱
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クラウドプラットフォーム関連の展示エリアでは、NECのデータセンター専用サーバ iモデルとともに、データセンターの省電力化(いわゆるグリーンIT)への取り組みが披露されていた。NECでは、クラウド時代のデータセンターやサーバは省電力化がキーワードになるとして、3つのプラットフォーム技術によってそれを実現しようとしている。
まず省電力ハードウェアとしてサーバやストレージ製品の低消費電力化、小型化を進め、次にファシリティサービスとして、冷房装置、電源設備、ラックおよびアイルソリューション。さらにそれらを最適に制御する管理ソフトウェアだ。
ハードウェアについては、Express5800にデータセンター専用ともいえるiモデルを投入している。このサーバは1Uハーフサイズの筐体で、待機電流が1A以下という低消費電力モードを備えている。フルサイズの筐体も奥行きが標準よりも小さくなっており、小型化による省電力、少ない発熱などが特徴となっている。こちらは待機モードで1.2Aだそうだ。
そして、これらのラックを無駄なく運用するための電源管理、温度管理のためにファシリティサービスがある。NECのデータセンタファシリティの特徴は、ラックごとに設置される空調装置と、コールドアイル・ホットアイルによる局所冷却、電流センサー、温度センサーによるセンサーソリューションなどだ。
これらのサーバやソリューションによって構築されたデータセンターは、NEC本社ビル1Fに「REAL IT COOLプラザ」として公開されている。会場では、現地の稼働状況がモニタリングできるようになっており、PUEは1.47前後を表示していた。PUEは、データセンター全体の電力に占めるIT機器の消費電力の割合である。1に近いほど、IT機器以外の空調や照明などに使われる電力が少ないということで、効率のよいデータセンターとされる。
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