Citrix XenApp、仮想マシンからのアプリ配信機能を追加 | RBB TODAY
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Citrix XenApp、仮想マシンからのアプリ配信機能を追加

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 シトリックス・システムズ・ジャパンは1日、Windows 7/Vista/XPなどのデスクトップOSを実行する仮想マシン(VM)からオンデマンドにアプリケーションの配信を可能にする「Citrix XenApp」の重要な機能強化などを「Citrix XenApp 5 Feature Pack 2」として発表した。

 XenApp 5 Feature Pack 2で追加された新機能「VM Hosted Apps」では、VM上でアプリケーションを実行、画面イメージをローカル端末へ配信できる。このVMベースの新しい配信手法は、XenAppの従来からの配信手法を補完し、あらゆるWindowsアプリケーションをデータセンターに集約することができるとのこと。また、アプリケーションの事前動作検証に必要なコストと時間を最少化できる見込みだ。

 従来の機能(Server Hosted AppsやStreamed Apps)では、サーバOS上でアプリケーションを実行、画面イメージをローカル端末へ配信、または、アプリケーション実行環境をパッケージしローカル端末または仮想デスクトップへストリーミング配信しそれぞれのキャッシュ上で実行していた。XenApp 5 Feature Pack 2では、アプリケーションの展開・導入がさらに簡単になり、具体的には、アプリケーションホスティングに加えて、XenApp 5 Feature Pack 2では最小限のテストと検証のみでアプリケーション互換性を確保することができるようになり、Windowsアプリケーションをすばやく、簡単に、かつコスト効率のよい配信ができるとのこと。

 また、XenApp 5 Feature Pack 2ではVMでのアプリケーションホスティングの他、電力・キャパシティ管理のための新機能が追加された、さらにHDX MediaStream for FlashなどのCitrix HDX Technologyの機能強化によって、多くの帯域幅を消費するマルチメディアアプリケーションでも、高品位なユーザー体験を提供できるとのこと。負荷テストサービス機能も追加されており、テストシナリオをシミュレーションすることで、サーバパフォーマンスを分析し、アプリケーションの展開に必要なサーバのサイジングを簡単に行うことができる。デスクトップ仮想化を実現する「Citrix XenDesktop」と組み合わることで、ユーザーが実際に使うデスクトップ環境(デスクトップPCのOS + アプリケーション + ユーザー設定)をそのまま仮想化環境に移行し、オンデマンドサービスとして利用することが可能となる。

 XenApp 5.0 Feature Pack 2は、2009年9月30日よりダウンロード提供を開始。またメディアキットも含めた一般提供を2009年10月14日から、シトリックス認定パートナーより開始する。XenAppはPlatinum, Enterprise, Advancedの各エディションより構成され、最小構成の価格は336,900円(メディアキット+接続ライセンスの希望小売価格。消費税別)となる。
《冨岡晶》
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