NTTコムウェア、「タンジブル災害情報管理システム(デジタルペン版)」を開発 | RBB TODAY

NTTコムウェア、「タンジブル災害情報管理システム(デジタルペン版)」を開発

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システムイメージと各機能
  • システムイメージと各機能
  • デジタルペーパーなど全体イメージ
  • 地図書込み機能イメージ
 NTTコムウェアは27日、デジタルペンで全面的に操作が行える「タンジブル災害情報管理システム(デジタルペン版)」を開発したことを発表した。

 タンジブル・ユーザー・インターフェース(Tangible User Interface)は、ボード上の駒やボードへの手書きなど、実体のあるものを使って、情報を操作できる仕組み。NTTコムウェアでは、これまでタンジブル・ユーザー・インターフェース技術を活用した「タンジブル防災ソリューション」を、自治体などを中心に提案していた。

 今回開発された「タンジブル災害情報管理システム(デジタルペン版)」は、災害対策本部の情報集約業務向けに機能や構成を特化させたもので、机上などに投影した地図上に、対策本部などに集められた被災情報や観測情報・画像など、様々な情報を一元的に表示できる。すべての作業をデジタルペンで操作できるようにし、紙にペンで書くという従来の慣れ親しんだアナログデバイスの感覚で、GISなどのデジタル情報を備えたシステムを操作できる。紙地図上の感覚で、書き込みや貼り付けなどの作業ができ、その情報は遠隔地と共有するデジタルデータとして活用が可能となる。NTTコムウェアでは、今後地方自治体を中心に提供を行っていくとのこと。

 「タンジブル災害情報管理システム(デジタルペン版)」では、机上の専用紙などにプロジェクターで地図を投影し、その地図にあたかも直接書き込む感覚で情報を入力する。入力された情報は、時系列・災害種別毎にデータとして管理されているため、後で対応履歴などを確認・検証し、次の災害に向けた対策検討にも活用可能。また、監視カメラや観測拠点などを地図上に表示させ、リアルタイム映像や観測情報を得て状況把握できる。

 「地図書込み機能」では、アノト社製デジタルペン操作により、投影させた地図上に、災害種別や交通規制・現地拠点・各部隊の位置などのアイコンをスタンプ感覚で任意の場所に入力したり、被災範囲を囲む、不通道路・輸送可能路などを線で引くといった被災情報の入力が可能。専用付箋紙を用いると、手書きメモを電子的に地図上に画像として貼り付けられる。書き込まれた情報は、デジタルデータとして管理され、必要な情報を災害種別毎や時系列で迅速に確認することが可能。また、引いた線の距離や面積、ペンを置いた場所の住所や緯度経度などを情報として確認できる。「帳票入力機能」では、ネットワーク環境を整備すれば、地域本部や関係機関などが、遠隔地から帳票用紙にデジタルペンで情報を書き込み送信することで、投影している地図へ情報を反映させることができ、共有が可能となる。「タイムライン機能」では、「地図書込み機能」や「帳票入力機能」で入力した災害対応情報を蓄積し、表示したタイムライン上の任意の日時をデジタルペンで選択することで対応履歴を確認できる。
《池本淳》

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