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NEC、情報活用領域の事業を強化 〜 業務プロセス改善ソリューション「Decision Navigator」発売など

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情報活用領域の事業強化概要
  • 情報活用領域の事業強化概要
 NECは29日、企業が保有する大量の業務データを分析し、業務プロセスの改善を支援する情報活用領域の事業強化を発表した。

 具体的には、業務プロセス改善を実現する情報活用ソリューション「Decision Navigator」を発売するとともに、同ソリューションを実現する情報管理ソフトウェア「InfoFrame」のラインアップを拡充、提供を開始する。今回の強化においてNECでは、専任のコンサルタントおよびシステム構築要員の体制を強化し、2012年度には情報活用領域において年間100億円以上の売上を目指すとしている。

 「Decision Navigator」は、戦略の共有を通して組織全体のパフォーマンスを向上するPM(Performance Management)ソリューションと、蓄積されたデータを加工・分析して、企業の意思決定に活用するBI(Business Intelligence)ソリューションを融合し、業務プロセス改善を実現するソリューションとして体系化したもの。Decision Navigator/PMと同/BIを連携し効果的に組み合わせることで、業務の継続的改善をもたらすPDCAサイクルの構築を可能とする。Decision Navigator/PMでは現状プロセスの可視化から、事業戦略目標(KPI)へのブレークダウン、重点課題の解決を指針としたプロセスモデルの策定、監視ツールの適用まで、プロセス改善に向けた一連のサービスを提供する。Decision Navigator/BIでは自社で行われている情報分析業務に対するアセスメントや、得られた分析結果を実際の業務へフィードバックするためのコンサルティングを行う。

 情報管理ソフトウェア「InfoFrame」のラインアップ拡充では、あらたに「InfoFrame Data Quality」を追加。重複データの自動判別や補正処理を行う「クレンジング機能」と属性が一致するデータを一元化する「名寄せ機能」を提供する。さらに高速データ処理エンジン「InfoFrame DataBooster」とデータ統合製品「InfoFrame PowerCenterの連携を強化。システムごとに異なる書式・形式で保存されているデータを、「InfoFrame PowerCenter」にてデータウェアハウス(DWH)に抽出/加工/統合する際、同製品と連携した「InfoFrame DataBooster」がデータを最適化してメモリ上に展開し高速加工を行う。これにより、大量データの加工処理が85%以上短縮され、業務システムのデータベースからデータウェアハウス(DWH)を生成する時間が日単位から時間単位にまで短縮される見込みだ。

 さらにBI製品として、「MicroStorategy 9(マイクロストラテジー ナイン)」をあらたにラインアップに追加。複雑なクエリ(データ処理要求)を特定し効率的に処理を行う「動的メモリキャッシュ技術」によりクエリ時間を大幅に短縮する。従来からNECがサポートしている高速DWHアプライアンス「Netezza Performance Server」と組み合わせることで、分析時間を従来比90%以上短縮するとともに、より多次元な経営分析を可能にする。
《冨岡晶》
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