【スピード速報(145)】GWは前半と中盤で速度傾向がまったく異なり、最遅は30日(木) | RBB TODAY
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【スピード速報(145)】GWは前半と中盤で速度傾向がまったく異なり、最遅は30日(木)

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縦軸は平均速度(Mbps)、横軸は時間帯。最遅時間帯はダウンレート、アップレート共に30日となった。祝日と週末の合間の月末日で、ゴールデンウィークの中でもっともビジネス利用の多い日だったことが原因と思われる
  • 縦軸は平均速度(Mbps)、横軸は時間帯。最遅時間帯はダウンレート、アップレート共に30日となった。祝日と週末の合間の月末日で、ゴールデンウィークの中でもっともビジネス利用の多い日だったことが原因と思われる
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回はゴールデンウィーク前半から中盤のスピード傾向をお伝えする。4月28日(火)〜5月4日(月)の全測定データを無条件に用いて、2時間を単位とする時間帯ごとの平均ダウンロード速度(ダウンレート)と平均アップロード速度(アップレート)を算出し、グラフ化した。

 見ての通り、ダウンレートのピーク時間帯は2日(土)の6〜7時台で38.0Mbpsであった。本来の意味のゴールデンウィーク5連休初日の朝であり、ダウンレートはこの時間帯をピークに急速に低下している。そして、アップレートのピーク時間帯は昭和の日=29日(水)の4〜5時台で、速度は29.5Mbpsに留まった。年末年始の統計で12月30日(火)の4〜5時台に44.6Mbpsという高速を叩き出していたことと比較すると、かなり平凡な値である。

 これに対して、最遅時間帯はダウンレート、アップレート共に30日(木)となった。アップレート最遅は14〜15時の12.0Mbps、ダウンレート最遅は22〜23時の20.5Mbpsとどちらも非常に低速で、30日は全体に低速な一日であった。祝日と週末の合間の月末日で、ゴールデンウィークの中でもっともビジネス利用の多い日だったことが原因と思われる。

 さて、過去の「特異な速度傾向が現れやすい期間」の統計でしばしば見られた「速度変化が乏しい時間帯が続く現象」だが、今回のグラフでも「!」マークで示したあたりに現れている。これは3日(日)の10〜11時台から22〜23時台までのアップレートで、17.6から18.7Mbpsの間でほとんど変化していない。この現象の発生理由は相変わらずわからないが、年末年始やゴールデンウィーク、三連休などの生活リズムの変化が見られやすい時期になぜか毎回のように起こっている。

 最後に、日ごとの上下動の波形を見比べると、2日までと3日以降が大きく異なっていることが興味深い。2日までは典型的な上下動で、未明が速くビジネスアワーと夜更けが遅い。しかし、3日以降の波形ではこの傾向が消え、夜更けに遅いことだけが特徴になっている。5日以降の波形がどうなっているかは、次回の【スピード速報】でご覧いただこう。お楽しみに。
《平野正喜》
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