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NEC、アプリケーションサーバ「WebOTX Application Server」に廉価モデル投入 〜 ライセンス体系も変更

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「WebOTX Application Server」製品一覧
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 NECは12日、アプリケーションサーバ「WebOTX Application Server」を強化し、廉価モデル「Foundation」の追加と、マルチコア対応の新ライセンス体系を導入した「Ver8.2」を製品化、販売を開始した。

 WebOTX Application Serverは、最新のJava仕様(Java EE 5)に対応し、企業や官公庁のミッションクリティカルシステムなどにおいて実績を持つアプリケーションサーバ。新発売となる廉価モデル「WebOTX Application Server Foundation V8.2」では、大規模システム向けの上位モデルにのみ搭載されていた、JavaVMの多重化制御、業務アプリケーション障害の自動復旧機能などを搭載した。これにより、プロセス異常、ストール、スローダウンなどの障害を検知し、即座に自動復旧することが可能となる。希望小売価格は120万円〜(税別)。情報系システム基盤や部門Webサーバなどの中小規模システムへの導入を目指す見込みだ。

 上位モデルにおいては新ライセンス体系の導入と最新バージョンの強化がなされた。上位モデル「WebOTX Application Server Standard V8.2」、最上位モデル「同Enterprise」では、CPUコア数に乗じたライセンス(CUライセンス)体系に変更された。1CPUあたりの2コアから8コアまでを同価格に設定、総コア数が増えるほどコストパフォーマンスが向上する形式となり、4CPU×6コアの場合には従来に比べて22%、8CPU×6コアの場合は従来比46%、ライセンス費用が低減される。これにより、サーバのコア数集積率が増大してもライセンス費用は抑制でき、サーバ統合などの大規模なスケールアップ構成のシステムやデータセンター、SaaSの基盤などへの導入コストが抑えられるようになるとのこと。またシステム障害の原因究明に必要な、障害情報の自動収集機能、障害ログの管理機能が強化された。一連の障害解析作業時間を約40%短縮できるという。さらに使用メモリ領域の共通化など内部処理の効率化によって、運用管理プロセスのメモリ使用量を、従来より約40%削減、システム構築時の大規模アプリケーション登録にかかる時間を、従来より約50%短縮した。
《冨岡晶》
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