日本TI、1080p・H.264対応の「TMS320DM365」デジタル・メディア・プロセッサを発表 | RBB TODAY
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日本TI、1080p・H.264対応の「TMS320DM365」デジタル・メディア・プロセッサを発表

エンタープライズ ハードウェア
 日本テキサス・インスツルメンツは9日、ピクセルレベルで詳細に画像処理を実現できるDaVinciテクノロジーを搭載した、1080p・H.264対応の最新のデジタル・メディア・プロセッサ「TMS320DM365」を発表した。

 「DM365」は、量産品質のH.264、MPEG-4、MPEG-2、MJPEG、VC1の各コーデック、インテリジェントなビデオ画像処理能力を実現するハードウェア・イメージ・シグナル・プロセッシング(ISP)ソリューションを搭載。1080p H.264 10フレーム/秒、1080p MPEG-4 24フレーム/秒、720p H.264またはMPEG-4 30フレーム/秒をサポートし、DM365デジタル・ビデオ評価モジュールは、LinuxボードサポートパッケージとH.264、MPEG-4、MPEG-2、MJPEG、VC-1、MP3やG.711といった評価用コーデックを含んだものとなっている。さらに、顔検出を含む各種機能に対応するISPを搭載しており、たとえば視聴者を認識して最適な広告を表示するデジタル・サイネージや、家族の顔を認識してドアを自動的に開錠するビデオ・インターホンなど、非常に独自性の高いビデオ機能により、製品の差異化を図ることが可能とのこと。そのほかノイズ・フィルタや動画手ブレ補正、顔検出、3A(オート・ホワイト・バランス、オート・フォーカス、自動露出)、エッジ強調などの機能を搭載する。
 
 最大300MHzで動作可能なARM926EJ-Sコアを搭載。EMACやUSB2.0Phy、16ビットDDR2、ボイス・コーデック、リアルタイム・クロック、3ch 10ビットDACなどの周辺機器に対応し、従来に比べシステム・コストを最大で25%削減できるという。「TMX320DM365」プロセッサは、サンプル出荷を開始しており、100個受注時の単価(参考価格)は4,542円。また、「DM365」ベースのプロトタイプ作成、およびプロジェクト開発を迅速かつ簡単に実行できる、MontaVistaPro5とLinuxボード・サポート・パッケージ(BSP)が付属した72,000円(税込み推奨価格)の「TMDXEVM365」も受注を開始している。
《冨岡晶》
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