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日立のスーパーテクニカルサーバ「SR16000」、核融合科学研究所で稼働開始

エンタープライズ ハードウェア
核融合科学研究所 プラズマシミュレータシステム
  • 核融合科学研究所 プラズマシミュレータシステム
 日立製作所は2日、スーパーテクニカルサーバ「SR16000」を自然科学研究機構 核融合科学研究所に納入し、核融合シミュレーション研究用途の「プラズマシミュレータ(スーパーコンピュータ)システム」として今月から稼働を開始したと発表した。

 核融合科学研究所では、安全で環境に配慮した新しいエネルギー源と期待される核融合エネルギー炉の実現を目的に、大型ヘリカル装置を使ったプラズマ実験研究に加え、シミュレーション科学研究を強化している。今回稼働を開始した「プラズマシミュレータ(スーパーコンピュータ)システム」は、シミュレーション科学研究の中核システムとして利用される。これにより、今後核融合に関するシミュレーション科学研究の分野で、多くの優れた研究成果が得られることが期待されるとのこと。

 「プラズマシミュレータ(スーパーコンピュータ)システム」の主システム(用途:大規模並列型計算サーバ)の構成は、「SR16000モデルL2」128ノード、最大理論ピーク性能77.0TFLOPS。副システム(用途:プログラム開発支援サーバ)の構成は「SR16000モデルL2」2ノードと「SR16000モデルVL1」1ノード。スーパーテクニカルサーバ「SR16000」は、最大300TFLOPS超の理論ピーク性能を実現する世界最高クラスのスーパーコンピュータ。単位面積あたりで7.1TFLOPS/平方メートル、消費電力あたりで102.1MFLOPS/ワットの性能を実現している。
《池本淳》
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