【スピード速報(131)】東日本のCATV業者の17%はダウンレート30Mbps超、西日本は5%未満 | RBB TODAY

【スピード速報(131)】東日本のCATV業者の17%はダウンレート30Mbps超、西日本は5%未満

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縦軸はダウンレートで単位はMbps。横軸は業者数の割合。CATV業者ごとのダウンレートを算出し、速度帯ごとの業者数の割合を東日本と西日本に分けて集計した。東日本の方が高速なCATV業者が多いことがわかる
  • 縦軸はダウンレートで単位はMbps。横軸は業者数の割合。CATV業者ごとのダウンレートを算出し、速度帯ごとの業者数の割合を東日本と西日本に分けて集計した。東日本の方が高速なCATV業者が多いことがわかる
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回は前回「ダウンレートは東高西低!東日本のCATVは平均50Mbps超」にて予告したとおり、平均ダウンロード速度(ダウンレート)を用いて「高速なCATV業者が多いのは東・西日本のどちらか」を分析する。2009年1月20日〜26日の測定データから回線種別がCATVと明記されたものと、判明できたものを抽出してCATV業者ごとのダウンレートを算出し、速度帯ごとの業者数の割合を東日本と西日本に分けて集計した。

 なお、東西の分け方は、前回と同様にNTT東日本とNTT西日本のどちらか管轄する都道府県かを用いた。よって、北海道・東北、関東、甲信越(新潟県、山梨県、長野県)を東日本とし、北陸(富山県、石川県、福井県)、東海(岐阜県、静岡県、愛知県)、近畿、中国、四国、九州・沖縄を西日本としている。

 まず、前回指摘した「CATV総合で東日本が西日本の3.7倍という大差」について今回分のデータで確認した。結果は東日本のダウンレートが43.3Mbps、西日本が14.9Mbpsであり、前回より差は小さい(2.9倍)が、やはり、東日本が圧倒的に速い。そこで、前回の「CATVの内訳は多岐に渡るため比較できないが、総合で東日本が西日本の3.7倍という大差になっていることから見て、高速なCATV業者が東日本に多いのではないか」という仮説を検証しよう。

 図を見ての通り、東日本は30Mbps以上の高速ゾーンが17.1%(15業者)を占めるのに対して、西日本は4.5%(5業者)しかない。逆に、西日本では全業者の四分の一以上(25.9%)が5Mbps未満の低速ゾーンなのに、東日本では五分の一未満(19.3%)であることがわかった。よって、この仮説はどうやら立証されたようであるが、これだけでは3倍近い大差になるはずがない。実は、回線種別はCATVだと判別できたが業者名が明示されていないデータが多数あり、特に東日本において高速なデータが多かったことが大きく影響している。今後、より実態に即した分析を行うために、業者名の明示をぜひお願いしたい。

 ちなみに、東・西日本それぞれのダウンレートベスト5は以下のとおりであった。

【東日本(88業者中)】
(1) ジェイコム千葉(J:COM 浦安) 48.3Mbps
(2) ジェイコム関東(J:COM 群馬) 44.8Mbps
(3) 横浜ケーブルビジョン(YCV) 44.1Mbps
(4) ジェイコム札幌(J:COM 札幌) 43.5Mbps
(5) ジェイコム千葉(J:COM YY 八千代) 43.5Mbps

【西日本(112業者中)】
(1) ジェイコムウエスト(J:COM 和歌山) 45.8Mbps
(2) KCN京都(旧キネット) 36.5Mbps
(3) ケーブルネット神戸芦屋(J:COM 神戸・芦屋) 34.1Mbps
(4) シーシーエヌ 32.3Mbps
(5) アドバンスコープ 31.8Mbps

 このランキングを見る限り、ジェイコムグループ各業者のダウンレートが注目点であり、第85回「JCOMグループは西高東低? ダウン速度トップは北摂、アップ速度は宝塚・川西」で指摘した「西高東低」が「東高西低」に変化していることが今回の結果に影響したとも考えられる。このテーマの再分析も次回以降に改めて行おう。
《平野正喜》

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