IBM、米国での特許取得件数の記録を塗り替え〜年間4000件超を取得、今後は公開も | RBB TODAY
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IBM、米国での特許取得件数の記録を塗り替え〜年間4000件超を取得、今後は公開も

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2008年米国特許取得数上位リスト
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 米IBMは現地時間14日、2008年における米国特許取得件数が4,186件となったことを発表した。米国では、単年度に4,000件を超える特許を取得した企業はいままでなく、IBMが初となった。

 IBMの2008年の米国特許取得件数4,186件は、2位のサムソンを600件以上上回り、10位のヒューレット・パッカードのほぼ3倍。マイクロソフト、ヒューレット・パッカード、オラクル、アップル、EMC、アクセンチュア、グーグルの各社合計数の2倍以上となっている。なおIBMは16年連続で米国特許取得件数最多を記録した。

 あわせてIBMは同社の発明について、特許による保護を求める代わりに、公開によりその技術を公知とするものを年間50%増(3,000件以上)にする計画を発表した。その結果、これらの発明に、誰もが無償でアクセスできるようになるという。技術情報を公開するのは、「科学の発展と役立つ技術を促進する(米国憲法第1章第8条—米国特許法制定の根拠)」ための1つの手段とのこと。発明を公開して先行技術の一部とすることで、侵害リスクを低減するのが狙いと見られる。
《冨岡晶》
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