パナソニックは24日、同社のUSBポートを搭載したモバイル電源「ポケパワー」(BQ-600)において、発熱事故が2007年に1件、2008年に3件発生したと発表。事故防止のためにリコール社告を実施し、無料で代替品と交換するという。 対象となる製品は、2007年6月から2008年1月に製造したUSBモバイル電源のポケパワー。製造工程において、基板分割時にチップセラミックコンデンサに過剰なストレスがかかる場合があり、それにより微小な亀裂が発生。その結果、使用中に、チップセラミックコンデンサの絶縁性能が低下し、異常発熱に至る可能性があることが判明。その発熱により、本体樹脂ケースの一部溶融と変形に至る可能性があると判断した。 過去4件に事故は製品の一部の熱溶融や熱変形。いずれも発熱による火傷などの人的被害には及んでいないという。今回は、対象機種の使用を中止して乾電池や充電池を取り外すこと、また、無料で代替品と交換することをリコール社告で呼びかける。●問い合わせ窓口フリーダイヤル:0120-660-648受付時間:7:00〜23:00(2009年1月4日まで毎日)9:00〜21:00(2009年1月5日以降、日・祝祭日を除く)