ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開するアイシェアが、「飲食店選び」に関する意識調査を行った。20〜40代を中心とするネットユーザー312名の回答を集計した。 世界で最も権威のあるガイドブック「ミシュランガイド」。昨年はその東京版が発売され話題を呼んだ。11月に発売された「ミシュランガイド東京2009」も好調な売れ行きを見せ、掲載店を紹介するグルメサイトやグルメ雑誌も増えている。では実際にネットユーザーが飲食店選びの参考にしているのは、どんなメディアなのだろうか。 デートなどでおいしい飲食店を探す際、何を参考にするか、関東在住者に複数回答形式で聞いたところ、「グルメサイト（パソコン）」が76.5％でトップ。続く「クチコミ」が56.0％で、話題の「ミシュランガイド」は2.0％にあたる4名にとどまった。 一方、関東以外に在住する回答者では、1位は「グルメサイト（パソコン）」で関東と同じだが、その比率は64.5％で関東を12％下回った。2位が「クチコミ」なのも関東と同様だが、続く3位は関東では6位だった「地域情報誌」で、41.9％が利用。関東と他の地域では参考にするメディアに微妙な差があることがうかがえる。ちなみに「ミシュランガイド」と回答したのは、こちらもわずか2名だった。 「クーポン雑誌」については年代別ではっきり差が出ており、関東では20代が他の年代より利用率が高いのに対し、関東以外の地域では30代が他を上回った。また、2008年（昨年）版の「ミシュランガイド」を見たことがあるかを聞いたところ、関東で7％にあたる14名、関東以外では5.2％にあたる9名が「ある」と回答。いずれの地域でも年代が上がるほど見た比率は高く40代が最も多かったものの、回答数はごくわずか。やはり身近なグルメガイドとするには敷居が高いようだ。
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