2004年から米ボーイングが始めた航空機内でのブロードバンド接続サービス「Connexion by Boeing」だが、わずか2年での終了となった。しかし情報通信研究機構(NICT)と三菱電機は、ボーイングとは別の方法を用いて実現させようとしている。ワイヤレス・テクノロジー・パーク2008のブースでの展示を見てみよう。
Connexion by Boeingでは、地上と航空機は人工衛星を経由して接続していた。そのため、日本から欧米へのフライトでは4,000円弱と高額な料金、数Mbps程度の帯域をシェアするため通信速度が遅いなどの欠点があった。