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富士通、世界最小サイズの一体型モバイルWiMAX基地局装置を発表〜BroadOne WX300

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BroadOne WX300
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 富士通は6日、低消費電力・高効率・小型化を実現した世界最小サイズとなる一体型モバイルWiMAX基地局装置「BroadOne WX300」を発表した。同社ではワイヤレスブロードバンド製品のグローバルブランドを「BroadOne」と統一し、2.5GHz帯、2.3GHz帯に対応したモバイルWiMAX基地局装置のラインナップを「BroadOne WXシリーズ」として販売する。

 「BroadOne WXシリーズ」は、一体型モバイルWiMAX基地局装置「BroadOne WX300」のほか電波の届きにくい地域を数百mの範囲でカバーする「屋外用小型マイクロ基地局装置」、屋内をカバーする「屋内用超小型基地局装置」などが提供される見込み。

 「BroadOne WX300」は、2008年第2四半期より販売開始予定で、容積約20リットル、重量約20kgのサイズとなるモバイルWiMAX基地局装置。無線送受信部・無線信号処理部・メディアコンバータ・GPSレシーバ・電源などを1つの筐体におさめた一体型で、数kmの広範囲で電波の送受信を行う基地局装置としては世界最小とのこと。

 同社が発明した超高速トランジスタHEMTをベースとして開発した窒化ガリウムHEMTデバイスを使用した高出力送信装置(アンプ)に、歪補償技術を組み合わせることで、世界最高水準の高効率を実現した。対応帯域幅は5 /10/20MHz(2×5MHz、2×10MHz)で、2×2MIMO対応の送受信系を2系統持つ。対応周波数はWiMAX Forum準拠で、最大送信出力は20W(1系統あたり10W)となる。

 なお同製品は11日からスペイン・バルセロナで開催される「GSMA Mobile World Congress 2008」に出展される予定。
《冨岡晶》
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