リサイクルカートリッジ訴訟、キヤノンの勝訴が確定 | RBB TODAY
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リサイクルカートリッジ訴訟、キヤノンの勝訴が確定

IT・デジタル デジカメ
 キヤノンは、去る8日に最高裁第一小法廷で下された、リサイクル・アシスト社との間で争われていた特許侵害訴訟に勝訴。同社はこの最終的な判決を受け9日、自社HPでコメントを発表した。

 今回の訴訟は、プリンタのインクカートリッジの特許を持つキヤノンが、リサイクル・アシスト社に対し、使用済みカートリッジにインクを再注入したリサイクル品の販売停止などを求めたもの。リサイクル品が純正品の特許を侵害するかどうかというのが論点であった。

 同社は今回の判決を受け、「極めて妥当なものと評価している。今後も今までと同様に、高品質な商品とサービスのご提供に努力していくとともに、地球環境にも配慮し、使用済カートリッジのリサイクル活動にも、今まで以上に取り組んでいきたいと考えている」と発表した。

 また、リサイクル・アシスト社も自社HPにコメントを発表。「当社の主張が退けられる判断がなされたことは、誠に遺憾だ。環境問題や地球温暖化対策に悪い影響を与えるものとして大変憂慮している」とした。しかし、「市場全体におけるリサイクルインクカートリッジのシェアは約10%にまで成長した。今回の係争がリサイクルインクカートリッジをより広く普及する一助となったことは誇りに思う」との見解も示した。
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