筑波大学システム情報工学研究科、クラスタコンピューティング向け高性能ネットワーク・システムを発表 | RBB TODAY

筑波大学システム情報工学研究科、クラスタコンピューティング向け高性能ネットワーク・システムを発表

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MPC7447Aのデバイス外観
  • MPC7447Aのデバイス外観
  • MPC7447Aのブロック図
 筑波大学 システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻 和田耕一教授の研究室は8月24日に、通信処理やアプリケーションの一部など、任意のプログラムを動的に実行委託(オフロード)できるクラスタコンピューティング向け高性能ネットワーク「Maestro3」を発表した。カナダ ビクトリア州、ビクトリア大学で開催された2007 IEEE Pacific Rim Conference on Communications,Computers and Signal Processingにおいて発表された。

 従来のネットワークデバイスでは、通信前後の処理がノードPCの計算資源を消費し、結果として性能向上の妨げとなっていたが、「Maestro3」は、この問題を解決すべく、ノードPCと協調しつつ並列分散処理を自律的に支援する、クラスタ向け高性能ネットワークシステムとなっている。

 Maestro3は、ネットワークインタフェースとスイッチで構成され、通信専用ハードウェアによって双方向12.8Gbpsの高速通信リンクを実現している。ネットワークインターフェイスとスイッチの双方に、フリースケール・セミコンダクタの高性能汎用プロセッサ「MPC7447A」を搭載しており、通信専用ハードウェアは、独自リンクレイヤプロトコルとともにFPGA上に実装されている。MPC7447Aを通信専用ハードウェアと密に結合させることによって、ノードPCからMaestro3への任意のプログラムモジュールの動的オフロードが可能となっている。

 MPC7447Aは、Power Architectureテクノロジに基づく高性能汎用ホストプロセッサで、最大1.42GHz動作、4命令同時発行可能なスーパースカラコアに、各32KバイトのL1命令キャッシュおよびデータキャッシュ、512KバイトのL2キャッシュを内蔵する。
《冨岡晶》

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