Web3.0のスタンダード!? MovableType3.3日本語版 記者発表 | RBB TODAY
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Web3.0のスタンダード!? MovableType3.3日本語版 記者発表

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 6月13日、シックス・アパート株式会社は、MovableTypeの新しいバージョン3.3を6月27日より正式出荷すると発表した。

 今回のバージョンアップの特徴は、3月に発表になった企業向けパッケージであるMovableType Enterprise(MTE)を個人向けにアレンジしたことだ。具体的には、タグ付け機能の追加と、ログのフィード機能などが追加された。また、周辺環境の整備として、ユーザーやパートナー企業への技術情報サポートの充実、100種類以上あるプラグインのディレクトリサービスと、テンプレートデザインのレポジトリとなるプラグイン(StyleCatcher)の日本語対応、GoogleSearchのためのプラグインのサポートも発表となった。

 これらの発表が意味することのひとつとして、シックス・アパートの代表取締役社長である関氏が興味深いことを語ってくれた。ウェブページが、個人、企業、イントラ、B2C、B2Bと進化したようにブログの進化が進んでいるとする自説を披露してくれた。MovableTypeは、個人のブログから企業ブログ、MTEによってイントラのCMSとしての普及まで進んでいる。今後は、ECサイトやB2Bサイトへの応用が進むだろうということだ。

 深読みするなら、タグ機能がその動きを加速するかもしれない。キーワード検索やページランクの問題が指摘されるなか、タグ付けやセマンティックウェブは重要な機能とされている。セマンティックウェブはHTMLの仕様にもかかわる抜本的だが移行コストの高いソリューションだが、タグ付けは現行のウェブとの親和性が高い。商業サイトはより精度の高い検索を考えるとタグ付けが簡単なウェブページは魅力的かもしれない。ECサイトがMTをあえて導入する動機となりうるのだ。
《中尾真二》
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