NEC、フジテレビの映像デジタルアーカイブシステムを構築。制作や二次利用を効率化 | RBB TODAY
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NEC、フジテレビの映像デジタルアーカイブシステムを構築。制作や二次利用を効率化

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 日本電気(NEC)は9日、フジテレビジョンにおいて、映像コンテンツの効率的な管理・利用を可能とするデジタルアーカイブシステムを構築したと発表した。同システムでは、第1段階として約24,000時間分の低解像度映像と、約2,000時間分の高解像度映像の蓄積が可能だとしている。

 このシステムは、撮影・放送された映像コンテンツをデジタル化して保存し、フジテレビ開発の検索システムを通して映像コンテンツをプレビューすることや、アーカイブセンターにおいてテープやDVDなどに映像コンテンツをダビングして番組・営業ツールの制作などに利用することを可能とするもの。社内には約300台のPCが関連部局に設置されるほか、プレビュー画像には次世代映像符号化方式「H.264」で圧縮されたものが用いられるという。

 高解像度映像のファイル規格には、異なるメーカの放送機器間での映像コンテンツの交換を可能とする国際標準のファイル交換用規格「MXF(Material eXchange Format)」を採用。また、ストレージ領域については日本SGIの開発協力を得たストレージ管理ソフトを採用しており、映像コンテンツの高速検索や効率的な長期保存を実現できるとしている。

 なお、NECでは同システムについて、「システムを活用することで、番組制作作業の効率化や映像コンテンツの二次利用の機会拡大、映像コンテンツの効率的な蓄積などを実現することが可能となります」と発表している。
《村上幸治》
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