日本サッカー協会（JFA）は、同協会に登録しているサッカー指導者向け専用ホームページ「JFAコミュニティ」を開設した。登録指導者は同サイトを通じ、各種大会のテクニカルレポートなどの情報を得られるほか、検索システムを使って指導者を探しているチームを見つけることなどができる。 同サイトの製作・運営にはソフトバンクBBが共同事業としてあたっており、日本サッカー協会ではソフトバンクBBの「Yahoo! BB」を、「JFA公認ブロードバンドサービス」とした。今後は協会登録メンバーに対し、Yahoo! BBの月額料金が最大4が月無料になるJFA公認キャンペーンなどを通じて同サービスへの加入促進を行っていく。 今回の新サイト開設は、日本サッカー協会が「キャプテンズ・ミッション」として推進している「JFAメンバー200万人構想」の一環だ。 たとえば指導者が協会に登録すると、機関誌「テクニカルニュース」（隔月刊）が購読できるなど各種情報提供を受けられる。とはいえこれまでは登録することのメリットが薄く、関係者間で問題になっていた。そこで現状を改善するため、新サイトを立ち上げることにより登録メリットを厚くしようとの狙いだ。 新サイトは登録指導者が「指導者登録番号」とパスワードを入力し、ログインするしくみ。情報提供するにあたっては、動画が取り入れられているのが大きな特徴だ。たとえば過去に行われた協会主催のカンファレンスの内容など、各種イベントの動画アーカイブが用意されている。 配信帯域は1Mbps、256kbpsの2帯域が用意されており、Windows Media Playerを使って再生する。 また登録者はサイト内に自分のページを作ることができ、天気予報や電車の経路検索等のコンテンツをページ内に追加できるなど、Yahoo! JAPANのポータルソリューションが提供されている。このほかゲームを分析した「テクニカルニュース」や、国内外の試合に関する「テクニカルレポート」なども閲覧できる。 そして最大の目玉は、11月1日からサイト内に開設される指導者・指導チーム検索システム「コーチ・スクエア」だ。 これは検索システムを使うことにより、「どこかのチームを指導したい」と考えている登録指導者が自分に合ったチームを探したり、逆に「指導者を探しているチーム」がお目当ての指導者を見つけられるものだ。 日本サッカー協会としては今後、2005年早期に「審判員向け」に同様のサービス開始を予定しているほか、チーム・選手向け、サポーター向けなど、順次、サービス対象を広げていく方針だ。
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