[続報]ソフトバンク、マクドナルド店内に無線LANアクセスとIP電話を提供 | RBB TODAY
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[続報]ソフトバンク、マクドナルド店内に無線LANアクセスとIP電話を提供

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 ソフトバンクと日本マクドナルドは共同で記者会見を開き、マクドナルド店舗内でYahoo!BBモバイルとBBフォンサービスの提供を開始すると発表した。Yahoo!BBモバイルは、IEEE802.11bを使用した公衆無線LANアクセスサービスで、今回の提携によりソフトバンクグループは、全国にあるマクドナルドをYahoo!BBモバイルのアクセススポットとして使用できるようになる。

 Yahoo!BBモバイルについては、現在、都内20店舗で接続テストがおこなわれており、今月20日頃からユーザ向けの実証実験も開始される予定。店舗内の無線LAN機器のメンテナンスなど技術サポートについては、すべてソフトバンクグループが提供する。

 BBフォンによる公衆IP電話サービスは、日本国内および米国への通話が、当面無料で提供される。約半年後をめどに有料化する予定としており、料金体系は、日本全国および米国への通話を4分10円とする計画。なお、FIFAワールドカップサッカー大会の開催にあわせて、会場周辺のマクドナルド店舗を中心に、先行的にBBフォンによる無料公衆電話サービスを導入する予定だという。そのほかの店舗へのYahoo!BBモバイルおよびBBフォン公衆電話の展開については、実証実験後に発表される予定で、現在のところエリア、店舗数とも公表されていない。

 また今回、Yahoo!BBモバイルサービスのあらたな料金プランについても発表され、メールやウェブスペースのないアクセスサービスのみのプラン(1,580円/月)と、Yahoo!BBサービス既加入者向けのYahoo!BBモバイル追加(990円/月を追加)が利用可能となる。加入については、自宅であらかじめ加入しておく方法の他、マクドナルド店舗内でYahoo!BBモバイルサービスへの新規加入も可能となる。以前発表された公共機関の学生・職員向けの無料アカウントは、マクドナルドのアクセスポイントでもそのまま無料で利用できる。

 今回の提携については、ソフトバンクグループにとっては明らかにYahoo!BBモバイルとBBフォンのプロモーションというメリットがあるが、日本マクドナルドにとっては、顧客サービス向上の一環としてのメリットと、客の滞留時間が延びる可能性というデメリットのどちらが大きくなるかが、やや不透明である。日本マクドナルド側のメリットを早期に確認することが、今後のエリア拡大に不可欠な要素といえそうだ。
《RBB TODAY》
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