12月8日、米メディア大手パラマウントは、ワーナー・ブラザースに対し、全額現金による株式公開買い付け(TOB)を開始したことを発表した。買収価格は1株あたり30ドルで、総額約1084億ドル(約17兆円)に達する。
ワーナー・ブラザーズは今月6日、すでに動画配信大手Netflixとの合併案に合意していた。しかしパラマウント側はこれを「不確実で価値が低い」と批判。これまでワーナー・ブラザーズ取締役会に対して複数回提案を行ったものの誠実な協議が得られなかったとして、株主へ直接賛同を求める敵対的買収へと踏み切った。
パラマウントのデビッド・エリソンCEOは、自社の提案がNetflix案に比べて現金部分だけで180億ドル多く、かつNetflixのような独占禁止法に関わる長期的な規制審査のリスクも低いと主張している。買収資金はすでに確保済みで、買い付け期間は2026年1月8日までとなっている。
この報道にネット上では、「横から割って入ってくるとは思わなかった」「Netflix・ワーナー・パラマウントの巨大勢力がぶつかり合うとか、今後のエンタメ構図ガチで変わるぞこれ。」「この顛末は数年後に映画化されそうですね」など驚きと関心の声が広がっている。






