からあげ専門店「がブリチキン。」が、「亀田の柿の種」とコラボレーション。“期間限定からあげ”を発売したということで、『がブリチキン。名駅3丁目店』に食べに行ってきた。
名古屋発のからあげ専門店「がブリチキン。」。東海地方の人々にとって非常に馴染み深い、名古屋グルメのひとつだろう。生まれも育ちも名古屋である筆者も、これまでランチや忘年会に何度も利用してきたし、店選びに困ったとき、「とりあえず、がブリ(がブリチキン。の略)でも行く?」と提案することもある。
地元人としての肌感だが、そんな会話が成り立つくらい、名古屋にはがブリの味やお店の雰囲気、メニューのラインアップを“分かっている人”が多いような気がする。
そんな“分かってる側”の筆者も、「なんじゃそりゃ!?」と興味をそそられた、「亀田の柿の種」とからあげのコラボ。今回は、そんな期間限定メニュー「柿の種からあげ」、「柿の種マヨディップ」、「柿の種ガーリックライス」の実食レポートを届けたいと思う。
からあげの衣に“柿の種”!?
香ばしさとカリッと食感にノックアウト
本題に入る前に、“「がブリチキン。」とはなんぞや?”という方々へ、メニュー展開などについて軽く説明させていただきたいと思う。

名古屋発のからあげ専門店「がブリチキン。」。人気メニューは「からあげ もも」で、サクサクとした衣とジューシーで柔らかな肉質が人気を集めている。日本で一番美味しいからあげを決定する「からあげグランプリ®」では、“14年連続”金賞受賞。そんな「からあげもも」をはじめとする、からあげメニューは、スッキリ爽快な超炭酸ハイボールで流し込むのが、“がブリチキン。スタイル”だ。

各テーブルには、一味・合わせ塩・オリジナル醤油がセッティングされており、“味変”を楽しむこともできる。国産若鶏を秘伝のスパイスで焼き上げた「骨付鳥」も看板メニューだ。
そんな「がブリチキン。」と「亀田の柿の種」がコラボレーション。「柿の種からあげ」(495円)は、まずその見た目が特徴的だった。

おわかりだろうか、柿の種がからあげの衣にミックスされているのだ。柿の種が、からあげにたっぷり!見た目から、コラボ感がダイレクトに伝わってくる。

しかし、ダイレクトなのは見た目だけではなかった。かぶりついた瞬間、亀田の柿の種の香ばしさが口いっぱいに広がり、噛みしめるたび、柿の種が砕ける“ザクザク”という食感と音が頭の中に響いた。新感覚の香ばしさと、肉の旨み。その味わいに、思わず「うまぁ…」声がこぼれた。

ちなみに衣のなかに、原型をとどめている柿の種も発見。こうして形が残っているものたちが、香ばしさと食感を底上げしているのだろう。

「がブリチキン。」スタッフによると、「柿の種からあげ」には、塩麹で味付けした“むね肉”を使用しているという。“ヘルシーなのにがっつり!”そんな満足感もポイントだ。
そして、スタッフ曰く、柿の種の“カリッと感”には、めちゃくちゃこだわったそう。たしかに、このメニューのびっくりポイントは、まぎれもなく“食感”だ。「がブリチキン。」と「亀田製菓」のコラボメニューにかける情熱は、“カリッと感”という形で思う存分、発揮されていた。
“たたき割るのも楽しいな…”
万能ディップで味変
シンプルに味わったあとは、2つ目のコラボメニュー「柿の種マヨディップ」(218円)で、“味変”に挑戦してみた。

特製おかかとマヨネーズ、柿の種で作るディップソース。柿の種は好みの量を入れて、自分で砕いていく。食感をより感じられるよう、せっかくなので、全部投入してみた。

ここでミニ情報だが、柿の種が意外と割れない。最初は上品にスプーンの底で押しつぶしていたが、最終的はスプーンを握りしめ、ダイナミックにたたき割るスタイルでフィニッシュした。しかし、この工程が意外と楽しい。ぜひ、柿の種を砕く楽しさも体験してほしい。

さて、味変だ。マヨネーズの酸味がアクセントとなり、おかかの香ばしさも相まって、味の奥深さがグンと高まった。そして、新たなカリッと感が加わったことにより、“揚げられたカリッと感”と“ドライなカリっと感”による2種類のカリッと感を感じることができた。

やはり、このメニューは食感だ。個人的には、柿の種は全投入することをオススメする。
賞味期限は1分!?
ガーリックライスは“スピード勝負”
「がブリチキン。」と「亀田の柿の種」のコラボメニュー、最後のひとつが「柿の種ガーリックライス」(649円)だ。こちらは、居酒屋店舗限定のメニューらしい。

ガーリックライスの上には、「柿の種マヨディップ」がたっぷりのせられている。柿の種は、小鉢で分けて運ばれてきた。こちらも、好みの量を投入することができるのだ。

熱々の鉄板で運ばれてきたガーリックライス。目の前に置かれると、鉄板とライスの熱気を感じ、ガーリックの香りに食欲をかき立てられた。

食べる準備が整ったところで、柿の種を投入!もちろん、こちらも全投入だ。スプーンでライスとマヨディップ、薄く広げられた卵を豪快に混ぜていく。
「がブリチキン。」スタッフによると、“カリッと食感”を味わえるよう、“賞味期限は1分”と呼びかけているそうだ。
混ぜていると、その意味を実感する。ガーリックライスの熱さが相まって、テキパキと混ぜないと、柿の種がしっとりしてきてしまうのだ。

スピーディーに混ぜて、早速実食。ガーリックライスと柿の種の味わいが絶妙にマッチしていた。「柿の種からあげ」に比べて、柿の種の“カリッと食感”は際立っていて、なおかつ風味も“砕きたて”だからか濃く感じた。
時折、卵のやさしい甘さが口の中で現われ、ガーリックと柿の種で濃くなりがちな味わいを中和してくれた。そんな卵のファインプレーもあり、食べる手が止まらなかった。からあげを3個も食べたあとなのに、ペロッと1皿たいらげてしまった。この味は結構、ヤミツキになりそうだ。

がブリチキン。のことを“分かっている側”の人間だった著者にとっても、「亀田の柿の種」のコラボメニューはなかなか新感覚だった。メニューにはなかったが、個人的には、“追い柿の種”が追加メニューにあったらいいのにな~…と少しだけ思った。そして、ハイボールだけでなく、ビールとも相性が良さそうだ。コラボメニューは、7月15日まで展開しているそうだ。
■販売期間
2025年6月2日~7月15日
※無くなり次第販売終了
■販売店舗
全国の「がブリチキン。」48店舗
【東京】浅草橋店、池袋西口駅前店、歌舞伎町店、水道橋店、高田馬場店、明大前店【埼玉】イオンモール上尾店、アリオ川口店【千葉】ららぽーとTOKYO-BAY店【愛知】金山本店、名駅3丁目店、名駅西口店、栄店、栄住吉店、錦通店、新瑞橋店、御器所駅前店、浄心駅前店、塩釜口店、大須3丁目店、原駅前店、藤が丘店、岩倉店、鶴舞店、岩塚店、イオンモール長久手店、ららぽーと名古屋みなとアクルス店、則武新町店、イオンモール豊川店【岐阜】土岐プレミアムアウトレット店、イオンモール土岐店、岐阜駅前店【三重】四日市店、桑名駅前店【静岡】草薙駅前店、ららぽーと磐田店【山形】山形駅前店【栃木】宇都宮馬場通り店【群馬】高崎駅前店【新潟】長岡駅前店【福井】福井駅前店【長野】伊那店【大阪】難波4丁目店【兵庫】姫路駅前店【奈良】イオンモール橿原店【香川】ゆめタウン高松店【沖縄】那覇久茂地店、那覇松山通り店
※休業店舗・一部店舗は除く。 ※テイクアウト専門店・コラボ店舗では販売実施はなし