【インタビュー】日向坂46・富田鈴花、ミュージカルの夢実現「自分の殻を破る転機に!」 | RBB TODAY
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【インタビュー】日向坂46・富田鈴花、ミュージカルの夢実現「自分の殻を破る転機に!」

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富田鈴花【撮影:小原聡太】
  • 富田鈴花【撮影:小原聡太】
  • 富田鈴花【撮影:小原聡太】
  • 富田鈴花【撮影:小原聡太】
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8月開幕の舞台『ミュージカル「ヴィンチェンツォ」』に初出演する日向坂46・富田鈴花。先ごろ、共演の和田雅成、佐藤仁美らと行われた記者会見後に改めて単独インタビューを実施。夢だったというミュージカルへの意気込みを聞いた。

『ヴィンチェンツォ』は、同名の韓国ドラマを世界初のミュージカル化。イタリアマフィアの右腕である弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ役を和田が、ヴィンチェンツォとともに大胆不敵な復讐に挑む女性弁護士ホン・チャヨン役を富田が、2人と対立するウサン法律事務所の凄腕悪徳弁護士ミョンヒ役を佐藤が務める。



──初めてのミュージカル出演ですが、意気込みを聞かせてください。

富田鈴花(以下=富田):ずっと夢でした! 日向坂46に加入して5年以上になりますが、アイドルなりたてのころから「ミュージカルに出演したい」と口にしていたことが叶って嬉しかったです。口に出して思い続けることは大切ですね。同時に、夢は叶えるだけじゃなく、叶えた後が一番大事じゃないかなと思っています。きょう初めて(共演者の方々に)お会いしたのですけれど、温かい皆さんに引っ張っていただいて、自分の殻を破れるようなミュージカルになったらいいなあってすごく思います。

──デビュー時からミュージカル出演を公言していたとは! 子供のころからずっと思い描いていたんですか?

富田:小さいころから家族とドライブに行くときに車の中で歌ったりしていました。母とはミュージカルをよく見に行っていて、音楽に触れる機会はたくさんありました。それを、どう自分に生かせるのかとアイドルになって考え始めたときに、ミュージカルの世界観って素敵なものだなと思って! 自分にできるできないは別として経験してみたい、やってみたいという気持ちは小さいころからあったのかもしれません。

──制作発表会見では、不安と期待が60対40と話していましたが、会見を終えて不安の割合は下がりましたか?

富田:いや、もっと上がったかもしれないです(笑)。やっぱり、目にしなきゃ分からない規模感を今日、体で感じて…。ただ、ご一緒するお二人にはコミュニケーションをたくさんとっていただきました。受け身なままで普段生活してきたので、自分からコミュニケーションをしっかりとって、いい雰囲気作りに貢献したいなという気持ちです。

──共演者とは会見で初対面だったということですが、おふたりの印象は?

富田:和田さんは関西出身だとお聞きして、お話していて、ノリも面白いといいますか(笑)。エピソードトークが上手そうだなと。



──会見でもツッ込まれていましたね?

富田:そうなんです。ミュージカル以外にも、今後たくさん手助けしていただけるだろうなと思っています(笑)。安心感がとても増しました。また、佐藤さんは、本当に飾らない気さくな方です。舞台裏でいろんな経験豊富な話をしてくださって。すごく面白い人生を歩まれているのだなって、刺激的で初めての空間でした。

──これまで舞台は経験済みですが、ことミュージカルと舞台の違いについて考えていることは?

富田:最近、1期生の先輩・佐々木美玲さんが出演しているミュージカル『SPY×FAMIRY』を観劇して思ったのは、舞台とミュージカルは別物だなって。正直、今まではミュージカルを普通に観客側として見ていたのですが、自分がやるということを踏まえて『SPY×FAMIRY』を見たときに、音楽に合わせてシーンの表現をするっことって、一日一日違うと思うんです。なので、少し難しそうだと正直思いました。でも、自分が成長できる機会だと、すごく感じています。

──テレビ番組出演で、抜群の歌唱力が絶賛されている富田さんですが、歌について自信は?

富田;アイドルで歌っているときは、自分のパートがあっても誰かと一緒に歌うことが多くて、ソロで歌うことがめったにないです。誰かと一緒に歌うパートで、いかに自分の個性を出していくかを考えているのですが、ミュージカルとアイドルで歌い方はだいぶ違うと思うので、しっかり分けて、ミュージカルならではの歌い方を本番までに私なりに勉強していきたいなって思います。

──発声法から違うのですか?

富田:違うと思います。ボイストレーニングの先生から言われたのは、レコーディングに乗る声っていうのがあるらしく、鼻にかかった声だったり、ちょっと耳にピーンと来る声だったり、特徴的な声なんだそうです。でも、ミュージカルは、お腹から声を出して遠くまで届けなきゃいけない。同時に役柄を演じ切るので、考えなければいけないことがたくさんあります。



──ミュージカルは前出の佐々木さんや、元乃木坂46生田絵梨花さんらの「先輩」たちがいますが、アドバイスをもらったりしました?

富田:アドバイスではないのですけれど、みーぱんさん(佐々木)が、メンバーに出演決定メール行き渡ったあとに個人で連絡をくださって! 「(私の)歌声がすごく好きだから楽しみにしているね。見に行くね!」って、舞台期間中なのにくださって。こんなに温かい人が周りにいて幸せだなと感じました。

──観劇された佐々木さんのミュージカルで参考になったことは?

富田:キャラクターになりきるっていうことですかね。普段は自分を出すことにしか目を向けていないので、違う人物になりきって一人で歌うときは「こんなに、がんばったんだな!」と思ってもらえるぐらい、役としての個性をしっかり出していきたいと思います。

──女性弁護士っていう役柄なのですが?

富田:ハードルが…(苦笑)。弁護士と聞いて私も「高いな」と思いました。でもドラマを見ると、お茶目な部分も多かったので、自分と少し重なる部分があるなと思って。カッコいい部分も面白い部分もしっかり出していきたいなと思います。

──きょうの白で統一された衣装も弁護士役にちなんだのか、大人っぽいですね。

富田:きょうはですね…フェミニンになりすぎないように(笑)。アイドルの衣装はかわいらしいものが多くて。でも私、大人っぽい服が大好きなんですよ。今回、女性弁護士役に合わせてフォーマルな感じの、ちょっと大人っぽい私を見せていきたいですって言って、この衣装を選ばせていただきました。こういう一面もどんどん見せていければ!

──原作の韓国ドラマは見られたということですが、韓流のドラマやアイドル映像などは?

富田:アイドルの映像はよく見ますし、食べ物も若い子の中ですごく流行っているので、韓国のモノに触れることが最近すごく多くなりました。ひらがなけやきのころにはイベントで韓国に行ったこともありますし。夜、みんなで屋台やデパートに行ったことはいい思い出です。



──このミュージカルにかける富田さんの思いは?

富田:原作あってのミュージカルなので、原作ファンが世界中たくさんいらっしゃると思っていて、ミュージカル化するのは、日本だけじゃなくて、ほかの国の方々の目にも届く可能性もあるのかなとワクワクします。役を演じるうえでは、とにかくたくさん見て自分のなかに落とし込んでいきたいです。(会見で)和田さんもやってらっしゃったのですが、ドラマで役が持っているライター(zippoライター)を、ずっと触っていて。そういう役の入り方があるのかと新鮮でした。私も本番までに役を落とし込んで、原作の方にも初めて見る方にも愛していただけるようなミュージカルになったらいいなって思っています。

──たとえば「日向坂の富田と言えばミュージカル」のような方向性を目指していますか?

富田:このミュージカルを全力でやりきるのが目標なのですが、この作品が、私の未来につながっていったらいいなあって、思いながらやっています。

──会見では、日向坂から一人で出ていって、客観的に一人を見られることに新鮮味があると話していましたが、現在、配信番組でMCを務めたり、SUPER FORMULA広報大使など個人の活動が増えている状況で、ミュージカルも幅を広げる活動になりそうですね?

富田:自分の中で確実に転機になると思っていまして! この間、1期生の潮紗理菜さんが初座長公演(『フラガール』)をやられたので相談したんです。すると「この舞台を通して、すずちゃんにとって絶対得られるものがあるから、ツラくてくじけそうになるときもあるかもしれないけどがんばってね!」っていう言葉をいただきました。そういう先輩方の姿を見て私も!という気持ちになりましたね。これを将来の後輩にもつなげて勇気を与えられる存在になれたらいいなと思っています。

■公演日程
8⽉11⽇(⾦・祝)~13⽇(⽇)【兵庫】AiiA 2.5 Theater Kobe
8⽉18⽇(⾦)~21⽇(⽉)【東京】⽇本⻘年館ホール
8⽉25⽇(⾦)~27⽇(⽇)【⼤阪】サンケイホールブリーゼ
■公式サイト https://vincenzo-musical.jp/
《トミサト》
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