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11日21時から放送の『NHKスペシャル』（NHK総合）では、アメリカ同時多発テロが取り上げられる。
サブタイトルは「9.11 閉ざされた真相～遺族と国家の20年～」。20年前の9月11日、世界貿易センタービルなどに旅客機が突っ込み、日本人24人を含む2977人が犠牲となった。19人のハイジャック犯のうち15人がサウジアラビア国籍であったことなどから、遺族たちは、この国の何者かが背後で関与していたのではないかと疑いの目を向けてきた。
事件の真相を知ろうと、奮闘する遺族。政府に捜査に関わる情報開示を求めるも、歴代政権は“安全保障上の理由”から、拒んできた。そんななか、元FBI捜査官らが、事件を一から調べ直す調査を続けている。取材から見えてきたのは、経済と安全保障で深く結びつく、アメリカとサウジアラビアの特殊な関係だった。番組では、政府の内情を知るインサイダーへの取材から、国家の利益を優先し、遺族に背を向け続けてきたアメリカの姿を伝える。
