美保純、女優人生の危機を告白「ここまでかなと思った」 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

美保純、女優人生の危機を告白「ここまでかなと思った」

エンタメ その他
美保純 (Photo by Jun Sato/WireImage)
  • 美保純 (Photo by Jun Sato/WireImage)
 美保純が、18日放送の『サワコの朝』(TBS系)に出演。女優人生の危機を告白した。


 約30年前、映画『男はつらいよ』など数々の名作に出演し、絶頂期を迎えていたという美保。だが29歳のとき、ボーイフレンドの運転するオープンカーが電柱に激突し、大破。助手席にいた彼女はフロントガラスに頭を突っ込み、割れた破片で血だらけに。その時、白いTシャツを着ていた美保だったが、「今日、赤いTシャツ?」と勘違いしてしまうほど全身が真っ赤に染まっていたという。ちなみに事故に遭ったのは「5月5日」だったと述べた。

 それまでは「調子に乗っていた」という美保。「広尾とかに住んじゃって」「どこの美容室がいいのかなぁ?みたいな」など、「異常にチャラチャラしていた」という。だが事故を機に女優人生も「ここまでかなと思ったんです。終了なんだよなと思った」と回顧。そこで美保は「自分のことをちゃんと考えなきゃいけない」と思い立ち、酒を絶ち、また芥川龍之介やシェイクスピアといったそれまで読んだことなかった本を読むようになったという。

 だがその頃はトレンディドラマ全盛期。女優復帰を果たすもその波に乗れずに仕事が激減。「最もトレンディーじゃなかったです、私」と自虐を放ち、また「乾きものしか出さない、金・土しかやらない飲み屋をやろうかな」とまで思い始めていたという。

 その頃親しかった松田優作さんに「仕事が来ない」と嘆くと、彼は「絶対大丈夫」「少しずつやればいいよ」と励ましてくれたという。そこで彼女は「家にいるよりいい」と思い直し、「主婦A」といった名もなき役から再スタート。さらに「天国のおじいちゃんに話しかけて空を見上げる」という、顔が映らない“バックショット”だけの役にも挑戦。すると、「いい芝居しなきゃとか、顔が映ってるからとか、もうそういうのが全部解き放たれた」「楽しくなってきた」のだという。そこで、「ここからだ」と、女優を続けることに決めたと語った。

 「今でもゴールデンウイークは遊ばない」という美保。それは5月5日に事故を起こした自分への戒めだとし、「(自分に)忘れんなよ」と言い聞かせるためなのだとか。「自分の黙とうの日」だと表現した彼女は、「それをやっとかないと崩れちゃうような気がする」と語っていた。
《杉山実》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top