【インタビュー】川嶋あい、アーティスト活動はマラソンに例えると「ハーフ手前」 | RBB TODAY

【インタビュー】川嶋あい、アーティスト活動はマラソンに例えると「ハーフ手前」

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川嶋あい【写真:竹内みちまろ】
  • 川嶋あい【写真:竹内みちまろ】
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 デビュー17年目に突入したシンガーソングライターの川嶋あいが6月3日にニューアルバム「針の穴」をリリースする。

 また、6月から8月にかけて福岡、大阪、東京の3都市でライブツアーを開催。ツアーファイナルは17回目を数える恒例の“8月20日公演”となり、今年はヒューリックホール東京にて行われる。3月20日には収録曲の中から「くるくる」が先行配信された。

 川嶋にインタビューを行い、ニューアルバムに込めた思いを聞いた。

-「針の穴」はどんなアルバムになっていますか?

 制作のきっかけは、私が短歌や都々逸に影響を受けて、日常の中で描かれる恋歌というものをテーマにアルバムを作りたいと思ったことです。都々逸の本を初めて読んだのは去年の11月くらい。26文字の恋の歌を集めた本でした。それから、衝動に駆り立てられるままに曲を書きました。これまで、読んだ本などからインスパイアされて書いた曲はあるのですが、ここまで制作の衝動を駆り立てられたのは今回が初めてです。

 都々逸には、さりげない一瞬の歌がすごく多いのですよね。そういうものをコンセプトにしながら、さりげない一瞬に目を止めて、細かいところまで描いてみたいなと思いました。シチュエーションは様々なのですが、例えば彼の部屋から帰っていくときに思う一瞬の気持ちなどを描いています。

-「針の穴」というタイトルも印象的です。

 恋をする女性の心境を象徴して「針の穴」にしました。女性は恋をすると、思いを寄せる男性のことを考えて悶々とした気持ちを抱きます。その男性のことしか見えなくなって。そういった心境が、針の穴に糸を通すようだなと思いました。

-「くるくる」はどんな楽曲ですか?

 カップルの日常のささいな喧嘩を描いている、かわいらしくてポップな世界観の楽曲です。お互いに意地を張ってしまって、“どっちがあやまるの?”と格闘しているような姿を描いています。配信が始まってから、「女性のかわいい気持ちが伝わってくる楽曲でした」などの声が届いています。

-「8月20日公演」は、今年はどんなライブにしたいですか?

 「8月20日公演」がツアーファイナルになるのは10年以上ぶりなのですが、今回はラインナップに「針の穴」が加わることで、また新しい「8月20日公演」をお届けできると思います。

-川嶋さんは、フルマラソンの完走経験もあり“ランニング女子”という一面も持っています。今後、マラソンに挑戦したいですか?

 今年の秋や冬に、スタッフのみんなと一緒にハーフマラソンを走ってみたいなと思っています。これまで、西日本の大会で走ったことが多かったので、関東の大会で走ってみたいです。2時間を切れたらいいなと思います。

-ご自身のアーティスト活動をマラソンに例えると、今、何キロ地点ですか?

 ハーフ手前で、もうすぐハーフに行けるかなという感じです。「自分自身への向き合い方」と「自分の声との向き合い方」が、ここ2、3年ですごく変化したと実感しています。

 「自分自身への向き合い方」に関しては、10代、20代のときは、何も考えずに自分がその日に感じることをそのままぶつけて過ごしていました。ただ、風邪を引くことが多くて、年間で何回も体調を崩していました。ランニングを始めたことの影響も大きいのですが、20代後半のときに、「健康を一番に考えないと、ライブもレコーディングもできないのだな」と感じました。夜型の生活を、朝型に変えて、食生活も見直しました。10代や20代前半のときは、食事会などがあると、翌日は何も考えることができないまま現場に向かっていたのですが、朝型の生活をするようになってからは、色々なことに計画的に取り組むことができるようになりました。

 「自分の声との向き合い方」に関しては、10代や20代のときの声を出すことは、今でもできると思います。ただ、そこにプラスして今の自分を反映させないと、“今の川嶋あいの音”にはならないのだなと、最近、すごく感じています。

-10代、20代、30代で、恋愛の仕方は変わりましたか?

 変わりました。昔は自分の感情優先といいますか、相手の感情を聞く前に自分の感情が勝ってしまっていて、そのまま行動をしてしまっていました。最近は、「もしかして、この人はこう感じたから、ああいった発言をしたのかな? こういった行動をしたのかな?」と、ひと呼吸を置いて相手の気持ちを想像してみることができるようになりました。

-恋愛の仕方の変化も「針の穴」に反映されているのかもしれませんね。

 反映されていると思います。

-最後に、メッセージをお願いします。

 「針の穴」には、恋をする女性の日常の中で思い巡らされる様々な感情が込められた曲が収録されています。ぜひ、手に取って頂き、何かを感じて、明日へのエネルギーにして頂けたら嬉しいなと思います。
《竹内みちまろ》

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