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【デジージョ 座談会】5G/AI/スマホは一体どうなる?……モバイル業界の今後を語る

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【デジージョ 座談会】5G/AI/スマホは一体どうなる?……モバイル業界の今後を語る
  • 【デジージョ 座談会】5G/AI/スマホは一体どうなる?……モバイル業界の今後を語る
  • バルセロナで開催された「MWC 2018」
  • 今年、新たに設置された、本会場前のエントランスフロア。警備スタッフがズラリと並ぶ
  • メイン会場のホールへと躍進したフレンチテック
  • カタルーニャ州での出展ブースもあった
  • MWCのオープニングイベントにて。2025年までに世界中で12億の5G接続を掲げる
  • オープニングイベントではアシスタントのアビー君をARで見せるという演出も
  • メルセデス・ベンツのコンパクトカー「SMART」のコンセプトカーなど、クルマが目立った

ソニーのXperiaはデザインを一新!


【太田】:ソニーのXperia「XZ2」「XZ2 Compact」は4K/HDRの動画が撮れるのがウリだったけど、デザインを一新したことも大きなトピック。

【房野】:そうそう、デザインが変わったのが大きかったですよね。

【太田】:ソニーがイヤホンを無くしたんですよ。これは大きな話。“ソニーが?”“本体とケンカしない?”とか思った。

【房野】:確かにね。ただ開発者の人が言うには、ワイヤレスのユーザーが50%を越したからって。

【彩乃】:端末にBluetoothイヤホンは付いてくるんですか?

【太田】:いや付いてこない。タイプCに変換できるアダプターは付いてくる。私が取材した時は、「タイプCに変換できるアダプターでもハイレゾのヘッドホンを使った音質に遜色がないという判断ができたから無くした」って言ってました。デザインを大きく変更するにあたって、変えるならこのタイミングっていうのがあったみたい。

【綿谷】:イヤホン端子が無くなっていくっていう流れが地味にありますよね。

【太田】:逆にスピーカーが良くなっているので、ヘッドホンはワイヤレスで、そうじゃないときはスピーカーで楽しむという方向に変わっているのかなって思います。ソニーは次モデルの2眼の発表もありました。

【房野】:発表の仕方自体にはいろいろ賛否両論がありましたよね。だって次は2眼カメラだって発表しちゃったら待ってしまうから、今回の端末が売れないですよね。たぶん、それでも2眼をやるって言わないといけなくなっちゃったんだろうなー。実際、2眼のことを言わないと、かなり厳しい発表会だったと思います。

Xperiaの「XZ2」「XZ2 Compact」を紹介するソニーモバイル EVPの古海英之氏
Xperiaの「XZ2」「XZ2 Compact」を紹介するソニーモバイル EVPの古海英之氏


参考:ソニー、デザインを刷新したXperiaフラッグシップ「XZ2」「XZ2 Compact」を発表

【彩乃】:カンファレンス中、「KANDO(感動)」っていう言葉が出てきて、あー、CESでも言ってたなって思いました。

【綿谷】:前からずっと言っていて、もう4~5年くらいになると思うよ。

【太田】:「KANDO」は平井さんが社長就任してすぐの時に、CESのキーノートで言った言葉。元々は「Wow」で、「日本では感動と言います」と説明して、その後のプレゼンの時には毎回、言ってますね。

【彩乃】:そう言われて、海外メディアで採り上げるところあるのかなって。「禅」はわかるけど、「感動」はよくわからないみたいで、あんまり通じてないみたい。

【綿谷】:最初はプレゼン中、1回か2回くらいしか言わなかったのに、最近は多用されてて、言い過ぎだと思いますね。

【彩乃】:お約束だったんですね?

【太田】:うん、平井さんのお約束だった。

【綿谷】:でも今回、登壇したソニーモバイル EVPの古海さんにも引き継がれてましたね。

彩乃が見た!面白系端末


【彩乃】:ASUSの「ZenFone 5 Lite」はプレゼンに、カメラを使う時はセルフィーが多いという内容があって、いいプレゼンだなと思いました。すぐにフロントカメラが起動したり、若い人のニーズをすごく捉えてるし、ビューティーモードにも満足。

【太田】:セルフィーに重点を置いた端末だよね。

参考:コスパこそがZenFoneらしさ?新「ZenFone 5」シリーズの詳細レポート

【彩乃】:ポルトガルの会社「Ikimobile」が作った、ポルトガル産コルク100%のコルクケータイも面白かったですよ。コルクは革をはがすだけで、また9年くらいたつと採取できるからエコフレンドリーだって。あと温度を一定に保つことができるから中のチップセットに優しくて、ショックレジスタンス。落としても割れない。ここのブースには中央に木があって、その木からコルクをはがして、ここからスマホができましたって、お姉さんが踊るショータイムがあるんですよ。3時間に1回くらい。

【一同】:爆笑!





【彩乃】:ショータイムの後にエッグタルトとポートワインを配るんです。だから結構、人だかりができてました。お姉さんのドレスや説明員のネクタイ、パッケージ、名刺もコルクでできてるんです。

【太田】:こだわってるね。いいなー、その展示会、楽しそう。

【彩乃】:面白いから貼り付いて取材してたら、レビュー用にって、前のバージョンのスマホを譲ってくれたんです。最新のはワイヤレスチャージャーがQi(チー)に対応してて、Qiもコルクなんですよ。コルクならスマホが滑りにくいのもいいなと思って。

【太田】:QiもiPhoneだけの技術じゃなくて、日本では先行して「おくだけ充電」ってやってたよね。でもiPhoneが採用してから、あらためてQiを採用する端末が増えた。CESもそうだけど、今回、Qiの充電器がいっぱいありました。Appleの影響はすごいなって思いました。ホントはGalaxyとかもずっとやってたんだけど。

【彩乃】:そうですね、前からありますもんね。

【房野】:先にやっていたけど、あまり盛り上がらなかったという感じですね。

【彩乃】:スマホじゃないものでは、電子書籍を自動で点字に変換するツールが面白かった。カタルーニャテックで出てたんですよ。

参考:あらゆる電子書籍を自動で“点字”に変換する「BraiBook」がすごい!

【綿谷】:レビューした動画を見て、どうやって自動で読み込むんだろうってすごく不思議だった。

【彩乃】:アルファベットだったら点字に変換してくれるんですって。私、点字は読めないので、どれほどの精度かはわからないですが(笑)。スペインの視覚障害者の協会で採用していて、みんなこれで本を読むことができてるって。点字が読めない子供はオーディオブックとして聞きながら、点字を勉強できるんです。韓国のスタートアップでも点字に取り組んでいるところがあるんですが、そういう専用デバイスができるのってすごくいいなと思いました。障害を持った人向けのスタートアップはCESのエウレカでもちょっと見たけど、もっと増えるといいなー。

【綿谷】:テクノロジーの進歩でみんなが便利になるのはいいよね。

【彩乃】:同じ情報を共有できると広がりますよね。

【太田】:ちなみに国ごとにセルフィーの美肌カスタムって違うんですか?

【彩乃】:違いますね。アルジェリアのCondor Electronicsというメーカーはすごくセルフィーが良くて、フロントライトが必ず付いてます。カメラのフィルターのサンプルがエキゾチックなお姉さんで、ステキーと思って見入ってたら、スタッフが「北アフリカの方でもみんなセルフィーするよー」って。

【彩乃】:アルジェリアのIRISのスマホがブラウンとベージュの間くらいのすっごくキレイな色で、「この色、女性向けだね」って言ったら、「これ名前はモカって言うんだよ」って教えてくれて。端末にモカって名前を付けるなんて、もうステキーってなっちゃったんです。すごく盛り上がりました。





【太田】:トレンドなんですかね。ちょっと前までははっきりしたビビッドな色でしたが、今年は淡い色合いというか。

【彩乃】:フロントライトが付いていて、それほど画素数が高いわけではないけど、名前がステキでした。あとはバナナフォンがかわいいー。

【房野】:ノキアですね。復刻版って成熟すると出てくるよね。

【彩乃】:しかも本物のバナナも端末と一緒に置いているのがニクい。一緒に写真を撮りたくなる。

参考:4G搭載で復刻したバナナフォン「Nokia 8110 4G」の特徴をチェック!
《綿谷 禎子》
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