ソニーおよびボッシュセキュリティシステムズは15日、ビデオセキュリティ事業分野における協業契約を締結したことを発表した。 両社はビデオセキュリティシステム事業分野における技術的な協業を行うことで、ソニーが強みを持つ4Kなどの高画質イメージング技術と、ボッシュのビットレートマネジメント技術およびビデオ解析技術を融合し、ビデオ監視システム分野で新たにスタンダードとなる製品やソリューションの提供を目指していく。 また、ボッシュセキュリティシステムズの販売マーケティング組織が、日本を除く全世界でソニーのビデオセキュリティのカスタマーサポートを担当する。 Bosch Sicherheitssysteme GmbHは従業員13,000名、売上17億ユーロのグローバル企業で、ビデオ監視システム、侵入検知システム、火災検知システムなどのセキュリティ分野をはじめ、業務用オーディオシステムなどを手がけている。 近年では、キヤノンが世界的なシェアを持つネットワークカメラメーカー大手のアクシスコミュニケーションズの株式を買収したり、コニカミノルタが、ドイツの監視カメラメーカーのMOBOTIX AGの株式を買収するなど、業界内の再編が進んでいる。今回のソニーとボッシュセキュリティシステムズとの協業は、少しおもむきは異なるが、両社ともに独自の技術を持つメーカーだけに、今後の展開に大いに注目したい。