日本防犯システムは、東京ビッグサイトで開催されていた「SECURITY SHOW 2016」にて、同社がMade in Japanシリーズと名付けて展開しする監視カメラの数々を実映像を交えて展示した。 昨今では、ネットワークカメラの普及が進んでいる一方で、すでにアナログ監視カメラを導入しているユーザーの間では、もともと使っていた同軸ケーブルをそのまま使える、HD-SDIやAHDなどといった規格の監視カメラへのリプレイス需要が高まっている。 同社が展開しているMade in Japanシリーズでは、そうしたリプレイス需要を狙い、既存のアナログ監視カメラで使用していた同軸ケーブルをそのまま利用しながら高画質化できる、EX-SDI(HD-SDIの進化・派生規格)やAHD2.0(AHDの進化・派生規格)の2規格をラインナップしている。 同シリーズでは、いずれの規格のカメラも200万画素の解像度を誇り、EX-SDIがデジタルでの画像処理方式に対応し、AHD2.0がアナログでの画像処理方式となっている。両規格のそれぞれのメリットとしては、EX-SDIがデジタルのため、長距離配線でも画質の劣化がない点で、AHD2.0は、アナログのため長距離配線時に若干の画質劣化があるものの、EX-SDIと比べた場合には、コスト面での優位性がある。 また、配線に使う同軸ケーブルに関しては、EX-SDIが5Cのみ対応で300mの伝送が可能で、AHD2.0に関しては3Cでも200m(5Cなら300m)の伝送が可能だ。 会場では、EX-SDI、AHD2.0のラインナップをそれぞれ展示した他、EX-SDI(1,920×1,080)、AHD2.0(1,920×1,080)、AHD1.0(1,280×720)、アナログ(960×480)を1つの画面で4分割表示し、画像比較を行っていた。