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5.5インチスマホ対決!iPhone 7 PlusとXperia Z5 Premiumでカメラ性能を比べてみた

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本体が防水対応になって、雨の日の撮影も安心。新しいiPhone 7 Plusをレビューする
  • 本体が防水対応になって、雨の日の撮影も安心。新しいiPhone 7 Plusをレビューする
  • 同じ5.5インチのスマホ、iPhone 7 PlusとXperia Z5 Premiumを比較してみるのが今回のテーマ
  • 背面を撮影。大きさはほぼ一緒だが、若干iPhoneの方が大きめに感じられる
  • 5.5インチの新しいiPhone 7 Plus
  • 光沢感が美しいジェットブラック
  • iPhone初のデュアルカメラシステムを採用
  • 本体はスリム
  • カメラアプリのメニュー構成はとてもシンプル
■Xperiaの5.5インチモデル「Z5 Premium」との違いは

 今回相対するXperia Z5 Premiumは、メインカメラに23MPの裏面照射型CMOSセンサーを搭載。スペックの数値だけで比べるとiPhone 7 Plusの12MPとは大きく異なるが、iPhoneではセンサーの1画素あたりのサイズを大きく取ることで取り込める光量を増やして、明るく低ノイズな写真を撮れるようにしている。コンセプトの違いからくるものだ。レンズの明るさはXperiaがF2.0、iPhoneが広角側F1.8、望遠側F2.8になる。フロントカメラはXperia Z5 Premiumが5.1MPであるのに対して、iPhone 7 Plusは7MP。この差がどう出るか、後ほどまた検証したい。レンズの明るさはXperiaがF2.4、iPhoneがF2.2。

 Xperia、iPhoneともに4K動画撮影対応だ。今回はそれぞれの画質も比較してみた。なおXperia Z5 Premiumにはソフトウェア処理による「背景ぼかし」の撮影機能がアプリ化されて乗っている。オートフォーカスは被写体の明暗差を解析して合焦するコントラストAFに、像面位相差AFと組み合わせたハイブリッド方式だ。

 Xperiaシリーズに搭載されている「プレミアムおまかせオート」は、いわゆる自動で写真や動画撮影の画質を最適化してくれる機能。Z5の世代からプレミアムおまかせオートを選択した状態で、画質を23MPと8MP、アスペクト比を16対9と4対3からそれぞれ選べるようになったのだが、今回のテストでは8MPの4対3に設定して撮影した。

 なお本体がスリープしている状態から、本体側面に独立して付いているカメラシャッターを押すと素速く写真が撮れる「クイック起動」もXperia Z5 Premiumならではの便利機能。だが、シャッターを押してからモニターになるディスプレイの表示がややもたつく感じがするので、筆者はふだんそれほど頻繁に使っていない。

■カメラアプリのUIに表れる、iPhoneとXperiaのコンセプトの違い

 まずはiPhone 7 PlusとXperia Z5 Premium、それぞれでカメラアプリを起動してみる。iPhoneの方は相変わらず、これぞ“シンプル・イズ・ザ・ベスト”を追求したスマホのカメラと言わんばかりに、HDRやフラッシュのON/OFF、簡単なエフェクト機能は搭載しているが、あとはシャッターアイコンをタップして写真を撮るだけという、迷わないインターフェース構成だ。

 一方でXperia Z5 Premiumはアプリを起動して、スマホを構えた左側に静止画・動画のモード切り替えのほか「M」アイコンを選択すると細かくマニュアルでホワイトバランスやシーンの選択ができるメニューバーが表れる。動画の4K撮影モードはアプリとして別に切り分けられていて、これも左側のメニューからアプリ一覧を選択すると表示される「4Kビデオ」アプリを選択して起動する。一方でiPhoneの場合、カメラを起動して4K撮影を開始する前に、設定から「写真とカメラ」を選択して、「ビデオ撮影」の品質を4K/30fpsにあらかじめ選んでおく一手間が必要だ。

 写真撮影時のスマホのホールド感についてはXperia Z5 PremiumもiPhone 7 Plusもほぼ変わらない。Xperiaには独立したカメラシャッターボタンが付いているが、iPhoneもカメラアプリの起動時には側面の音量ボタンがシャッターの代わりになる。本体を片手で構えてタテ位置の写真を撮る際のポジション、ホールド感もほぼ一緒。両方のスマホともに本体が防水仕様だが、雨に濡れると本体が滑りやすい。特にiPhone 7 Plusのジェットブラックは表面の加工がつるつるとしているので、うっかり間違うと手元から滑り落ちる怖さがある。本体の保護だけでなく、グリップ感を高めるためにもケースを装着したい。
《山本 敦》
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