空気で発電!災害用電池として注目の亜鉛一次電池 | RBB TODAY
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空気で発電!災害用電池として注目の亜鉛一次電池

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「AETERNUS」は充電ができない一次電池だが、その分小型軽量で備蓄にも適している。AC100Vの電気機器をそのまま使用でき、並列接続することで大容量化して長時間運用することも可能となっている(撮影:防犯システム取材班)
  • 「AETERNUS」は充電ができない一次電池だが、その分小型軽量で備蓄にも適している。AC100Vの電気機器をそのまま使用でき、並列接続することで大容量化して長時間運用することも可能となっている(撮影:防犯システム取材班)
  • インバーターはほぼ同サイズ。「AETERNUS」に使われている空気亜鉛電池は、韓国軍が無線機などに採用実績があり、非常用電池に向いた特性を持つという(撮影:防犯システム取材班)
 災害発生時には電源確保が重要となるため、電池や充電池などの備えは自治体などでは一般化してきている。しかし充電式のバッテリーは定期的な充電の必要や保存期限を確認する必要があるため、メンテナンスの煩わしさがある。

 東京ビッグサイトで15日まで開催されていた「オフィス防災EXPO」のエイムブースに出展していた、スリーエスとダブルエー・ホールディングスは、災害時に空気と反応して電力を発生させるというちょっと変わった備蓄用電池を展示していたので、紹介していこう。

 亜鉛一次電池「AETERNUS(エイターナス)」というその製品は、AC100Vを供給することができる小型軽量の一次電池で、保存期間は約10年となっている。

 「AETERNUS」は一次電池のため、充電して何度も再利用するといった使い方はできないが、その分、小型で、保存可能期間も長く、一度使用しても残量があれば再び収納して断続的に使用することもできるという。

 バッテリー本体は約2.5Kgと軽量ながら、容量は540Whと大きく、ノートパソコン(36W)なら約15時間、LED照明(20W)なら約25時間、血液保管用冷蔵庫(55W)でも約10時間稼働させることが可能だ。

 使用時はパッケージを開けることで酸素と亜鉛ジェルが反応するため、備蓄状態から災害発生時などでもすぐに使用することができる。廃棄の際には一般廃棄物として、乾電池などと同一の扱いで処分することが可能となっている。

 使用時は接続したインバーター側のACコンセントやUSB給電に機器を接続。

 希望小売価格はAETERNUS本体が55,500円、推奨インバーターが14,300円となっている。
《防犯システム取材班/小池明》
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